パソコンやタブレットでイラストを描いていると、だんだんと目がしょぼしょぼになってきますよね。
目だけならまだしも、長時間座っているせいで腰やお尻、足も痛くなりし、肩も凝ってパンパンになってつらいのに、納品が迫っていたりするとついついがんばりすぎてしまうものです。
そういった疲れ目や体の不調を防ぐためには適度な休憩が一番ですが、合わせて癒しグッズを併用することでさらに効果的になることをご存知でしょうか。
本記事では、疲れ目に効果抜群のグッズから、足腰の痛みを防ぐための方法まで解説していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目・肩・足・腰をつらいデスクワークから守ろう!
長時間のデスクワークには疲れ目はつきものです。
だれだって、あとから目や肩がつらくなるのは充分に理解しているのに、だからといってやめることもできない事情がある場合は強行するしかありませんよね。
ですが、ここで重要なのは、適宜休憩をはさむことなんです。
ぶっ通しで続ければ、目・肩・腰が痛くなるのは当たり前なわけですから、それを未然に防ぐためには、単純に続けなければ良いだけの話です。
1時間作業したら、5~10分休憩を入れるなど、あなたのさじ加減ひとつで肉体への負担は軽減することができます。
たったこれだけのことを意識するだけでもかなり違うので、急ぐ気持ちを抑えつつ、自分のためだと言い聞かせて休憩をはさむようにしましょう。
パソコン作業の疲れを癒す効果的な休憩の取り方
休憩と一言で言っても、作業を中断して、そのままイスに座ってぼーっとするだけではなんら癒し効果は見込めません。
休憩時に疲れを癒すには、適度なストレッチや、5分間の仮眠など、脳の疲れもしょぼしょぼになった目にも回復効果が抜群です。
このように、休憩にも効果的な取り方があり、中でも癒しグッズを使用することで、想像以上の改善効果が見込めます。
ここからは、体の部位ごとにおすすめの癒しグッズを紹介していきますので、あなたの疲れに該当するものがあれば、ぜひ使ってみてください。
目の疲れを癒すグッズ
長時間パソコンに向かっていると、最初に悲鳴を上げるのが目ですよね。
目の乾燥や血走ったり、ピントが合わなくなる、まぶたが重たくなる、果ては頭痛にまで発展する人もいるほどです。
そんなつらい目の疲れに癒し効果抜群なのが「目薬」と「ホットアイマスク」です。
目薬を知らない人はいないと思いますが、明確にどのような効果が期待できると詳細に答えられる人は少ないでしょう。
有効成分が目の奥の視神経に作用するため、目の疲れを取り除くには、目薬が最強の癒しグッズであることは間違いありません。
ただ、目薬の難点としては、種類が豊富すぎてどれを選べば良いのかわからない問題があります。 ドラッグストアにはずらーっと多くの目薬が並んでいるので、一目見ただけではたしかに選ぶのがむずしいです。 店員さんに症状を伝えて選んでもらうのが一番ですが、めんどうであれば効能を読んで選ぶのも良いでしょう。
ドライアイに効果のあるうるおい成分や、目の疲れに直接効くビタミンB類が多く含まれているものが効果的です。
続いて、ホットアイマスクですが、目の周りの凝り固まった筋肉を熱でほぐす効果があるため、癒し効果と同時にリラックス効果もあるのでおすすめです。
あまりの気持ちよさに、ついついつけたまま眠ってしまうことも(笑)
ポイント
こちらも、各メーカーから多くの種類が販売されていますが、あまり効能に大差はありません。
迷ったら売れ筋や人気商品を選べば問題ないでしょう。
肩・腰の疲れを癒すグッズ
肩や腰が痛むのは、長時間同じ体勢であることが原因です。
筋肉が凝り固まり、血流も悪くなるので、意識的にイスから立ち上がる回数を増やし、大きく伸びをしたり、軽いストレッチをすることである程度の軽減が見込めます。
しかし、それだけでは足りないという人には、マッサージ器がおすすめです。
実際に使ってみてもらえるとわかりますが、当てた部分がじわーっと温かくなって、痛みが解消します。
ポイント
ハンディタイプなら全身に使えるので、肩と言わず、腰と言わず、足の疲れも癒すことができるので、ぜひ検討してみてください。
お尻の疲れを癒すグッズ
長時間イスに座っていると、足と腰とお尻が徐々に痛み出します。
とくにお尻は表面だけでなく、尾てい骨あたりがしびれるような感覚があってつらいですよね。
それを防ぐには、厚めのクッションを1枚敷いておくと良いでしょう。
とくに高反発素材のものであれば、しっかりとあなたを下から支えてくれるので、痛みやしびれの頻度を減らすことができます。
他にも、あまり現実的ではない方法ですが、ゲーミングチェアなどの、最初から長時間使用されることを前提として作られているイスに交換するのも有効的です。 ただ、高価なものになるので、お財布とよく相談してから購入するようにしましょう。
足の疲れを癒すグッズ
足は特に血流がわるくなりがちで、だるさやむくみが気になりますよね。
前述のマッサージ器で血流を促すのも良いのですが、温湿布であたためつつ、血行を良くするのも癒し効果が見込めます。
足元はどうしても冷えるうえに心臓からも遠いため、もともと血流が良い場所ではなく、むくみや疲れがたまりやすい場所なんです。
メモ
足元に電気ストーブを設置してもあたたまるのは皮膚などの表面だけで、足先は冷たいままという経験がある方も少なくないと思いますが、これは体の内部から温まっていない証拠です。
その点、温湿布は体の内側に直接効能が届くので、自然と足先までしっかり温めることができます。
一度試してもらえれば、すぐにでも効果を実感することができるので、ぜひお試しくださいね。
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長時間のパソコン仕事で目や肩を疲れにくくする方法
さまざまな癒しグッズを体の部位ごとにお伝えしてきましたが、そもそも、疲れを実感する程、根をつめて作業しないことが最高の防止策です。
前述したとおり、適度な休憩をはさみ、大きく伸びをする、軽いストレッチをするといった、少しの工夫だけでも体への負担はかなり変わります。
また、イスに座りっぱなしでは体の全体重を支えているお尻や太ももが痛くなるのは当然ですから、それを防ぐという意味でも、意識的に席を立つことはとても重要です。
たったこれだけのことでも、長時間のデスクワークでの負担を軽減することが充分に可能であり、お金も手間もかからずにできることばかりですから、ぜひ今日からでも始めてくださいね。
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まとめ
パソコンが急激に普及した現代においては、長時間のデスクワークが当たり前になりました。
そうなると、目や肩が疲れるのは当然のことであり、気がついたときに視力低下や慢性肩こりといった弊害が我が身におこってしまうわけです。
ここで重要なのは、いかに長時間のデスクワークによる体の負担を軽減するかであって、甘んじて現状況を受け入れることではありません。
まずは、おすすめした癒しグッズと対策をしっかりデスクワークに組み込んで、セルフケアを怠らないように作業しましょう。