漫画産業は、日本が誇れる文化であり、海外からの評価も高く、出版、アニメ放送、映像ソフト販売、ネット配信、関連グッズなど多様な収益を生む巨大なビジネスとなっています。
そのため、漫画専門学校が日本には数多く存在します。
雑誌連載を目指している漫画家志望の方はもちろんのこと、漫画やアニメが好きな方、独学で漫画を描いている方も、一度は、「漫画専門学校に通ったら、漫画家になれるのかも。」と考えたことがあると思います。
漫画専門学校の実態とは?
では、実際には漫画専門学校では、どんな授業を受けることができ、どんな経験ができるのか。
また独学で漫画を描くことと漫画専門学校に通うことは何が違うのか、漫画専門学校の実態についてご紹介していきます!
技術が向上できるって本当?プロの方が講師って本当?
漫画専門学校で受けられる授業は、当然ながら漫画に関するものばかりなので、漫画を描きたい方には、本来たまらない授業となります。
各校によってカリキュラムは変わりますが、以下の内容が漫画専門学校で受けられる基本的な授業です。
- 作画技術・・・デッサン、クロッキー、作画技法(アナログ)、デジタル漫画の作画(ペンタブ・編集ソフト)、CG制作
- 演出技術・・・コマ割、画面構成
- ストーリー技術・・・プロット・シナリオ・ネーム
- デザイン・・・キャラクターデザイン、世界設定
こうした授業を真面目に受けていれば、漫画を描く、作る、考える技術は向上していきます。
以下の内容は、学校によってはこういう授業もあるという内容です。
- マーケティング・・・描こうとしているテーマについての下調べやそれに伴う取材のアポ取り、実際の取材。編集者の企画会議に見立てたグループディスカッションを行う授業。
- その他・・・電子書籍(epub)のプログラミングやスマホやタブレットで読むタテ割漫画を制作する授業。
漫画の0から10までの授業を漫画専門学校では用意しています。他学科と共同制作をする専門学校もあるので、一人ではできない制作体験もできます。
現役のプロが講師なのは、本当です。
有名出版社の編集者。出版社の社長。プロ漫画家。アシスタント。原作者。CGクリエイター。ライター。など現役の方が常勤の講師にいらっしゃいます。
そのため、実力や才能があれば、即デビューもあり得ます。
ポイント
臨時の特別講師として、超有名な漫画家やアニメ監督が講師を勤めることもあります。
ですが、”特別講師””臨時講師”という肩書きで専門学校のパンフレットに載っている講師の方は、年に1回だけの特別授業にのみ、講師として来校される場合が多いのです。
なので専門学校を選ぶ際は、常勤の講師陣がどんな方なのかをパンフレットでチェックすることをおすすめします。
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漫画専門学校に通うことのメリット
それでは漫画専門学校に通うことのメリットとデメリットを見ていきましょう。
最初はメリットからです。
漫画と向き合う時間が圧倒的に増えることでいろんな視点から漫画について考えることができる。
自分がどんな漫画を描きたくて、漫画を活かしてどんな働き方をしたいかといったことをじっくり考えると卒業後の進路に結びつきやすいです。
自分が描いた漫画に気軽に感想や助言を貰うことができる。
先生や同級生から評価を貰うことで、自分の得意、不得意がすぐにわかります。
また、意図していなかった、思ってもみなかったことに気づかされたり、まったく予想だにしない意見を聞くこともあります。
プロの生の声を聞くことができる。
出版社に漫画を持ち込まなくても商業誌のレベルに見合うかどうか、プロに率直な意見をいつでも聞きに行けます。
才能があれば引き抜かれ、即デビューもあります。
漫画専門学校のカリキュラムは、学校によって2年制~4年制まであるので短期間で技術の向上を望む方も、じっくり修得したい方にも対応しています。
大学の卒業単位を得られる漫画専門学校や夜間授業のある漫画専門学校もあります。
同じ業界を目指す人たちとの出会いがその後のビジネスに役立つ人脈を作ることにつながります。
ポイント
在学中に同級生や先輩、後輩、他学科の生徒と自主的にコラボしておくと、それがそのままビジネスに発展する可能性もあります。
業界の情報を得やすいので、ビジネスチャンスは在学中からあります。
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漫画専門学校に通うことのデメリット
次はデメリットです。
外国語や理数系、社会科、文系など、一般科目を学びたい方は、それらを自分で独学する必要がある。
漫画家にはそういった科目は不要と思う方には心配ないのですが、例えば、大人が読んで面白いと思う漫画を描くには博識であるほど有利なこともあります。
ポイント
面白いストーリー展開や説得力のある設定を考えるには、描くテーマやその分野の知識と情報が必要です。
「漫画を描く技術はピカイチなのに、世界観が薄っぺらい。中身がない。」と講師に言われないためにも、漫画の技術を得ながら、自分の描きたいテーマやそのジャンルについて深く研究しておく必要があります。
常に自分の作品を評価されてしまう環境にいるのでプレッシャーや大きなストレスを感じてしまう。
作品は作者の感性や感情そのものです。
率直な感想を聞いて思いがけず傷ついてしまうこともあります。
そんな方は独学で自分のペースで漫画を描くほうが向上しやすいかもしれません。
プロの講師の方は、教えるというよりも“売れるかどうかをプロの目で見る”という感覚の人が多いです。
漫画を商品として品定めをしていますので、新入生の描いた作品であっても厳しい評価をつける方もいます。
ポイント
商業誌の第一線で活躍したいという野心に溢れる生徒にとっては、こんな経験も成長するための大きなチャンスになります。
しかし、自分なりに漫画を描きたくて教えてほしいという気持ちで入学した生徒にとっては、こうした商売欲の強い講師の厳しい評価が逆に制作意欲を低下させてしまう可能性があります。
そういった方には、じっくりと教える授業を重要視する漫画専門学校をおすすめします。
漫画専門学校に通うには授業料がかかる。
特に奨学金を借りた場合などは、卒業後にその返済が執筆活動の大きな負担になる可能性もあります。
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技術を身につければ、漫画に関する職探しは意外と簡単?
現在、漫画業界は多様化細分化しており、出版社が販売する漫画雑誌やコミック以外にも、漫画アプリでのデビューやSNSの個人アカウントで公開した漫画や漫画動画の広告収入、LINEスタンプ、スキルアプリなど、ネット媒体には、漫画のビジネスチャンスがたくさんあります。
漫画雑誌でデビューし、売れる漫画家になる人は、今でもほんの一握りの人ですが、漫画を活かした仕事の需要は現在、増え続けています。
また、ネット媒体の漫画制作の現場ではアニメ制作のように分業化されることも増えています。
シナリオ・ネーム・線画制作・カラー着色・背景制作・仕上げといったように漫画を分担して効率的に制作する方法です。
自分が得意な制作工程を専門学校で磨き上げておけば、卒業後、すぐに雑誌連載やデビューができなくても、こういった案件をこなしながら雑誌連載を目指すことも可能ですし、こちらの仕事を本職にするといった選択肢もあります。
漫画専門学校に通い、他の人とコラボ制作を体験しておくと、分業での漫画制作の仕事をやりやすくなることでしょう。
ポイント
独学でも人脈を作れる方。
例えば、ネット上で他のユーザーとのコラボができる方。
コラボ制作したその漫画が他のユーザーから高評価を受けている方。
また、一人で制作した漫画をネット上に投稿し、すでに多くのユーザーから高評価を得ている方などは、授業料を払わず、独学で突き進むほうがそのままビジネスに繋がる可能性が高いです。
あなたが今、どんな漫画を描きたくて、漫画とどう関わっていきたいかが何よりも大事。
漫画専門学校に通う最大のメリットは、技術の向上と将来に役立つ人脈作り、業界に関する情報収集です。
また、最大のデメリットは、自分の作品に率直な評価を受け続けることと授業料です。
このメリットとデメリットを天秤にかけてみて下さい。
そして、あなたが今、どんな漫画を描きたくて、漫画とどう関わっていきたいかをじっくり考えてみて下さい。
そうすれば、独学で漫画を描くのがいいのか?漫画専門学校に通うのがいいのか?答えが見えてくることでしょう。
漫画、アニメのクリエイターで働く方法は【アミューズメントメディア総合学院】にある
もし、あなたが今までの話を聞いて専門学校に通いたいと思っているなら紹介したい専門学校があります。
イラストや漫画で生計を立てていくために近道となるであろうアミューズメントメディア総合学院 です。
一見好きを仕事にするという道のりは狭く険しいように見えますが、きちんと知識と技術をつければだんだんと道が開けてきますよ。
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アミューズメントメディア総合学院とは?
アミューズメントメディア総合学院 とは、さまざまな分野におけるクリエイターを育成している専門学校です。
ただ、知識だけを学ぶのではなく、実際に現場に出た時に役に立つ技術を育成する指導をしているため、在学中からプロとして活躍する人も多く輩出しています。
また、総合学院という特徴を活かして他の学科との共同制作も行っており、卒業後はすぐに即戦力として活動することが可能になっております。
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アミューズメントメディア総合学院の特徴
アミューズメントメディア総合学院は、イラストや漫画に関わる仕事をしたいと考えている方にはとてもおすすめできる専門学校です。
では、アミューズメントメディア総合学院の他の学校とは異なる特徴とはどのようなところでしょうか?
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実績のある講師から学べる
アミューズメントメディア総合学院に在籍している講師は皆さん第一線で活躍されてきた人ばかりです。
そのため、作品を作る技術はもちろんのこと、より実践で活用することができる知識を身につけることができます。
専門学校時代から現場に出ることを想定して勉強をすることで、就職してからもよいスタートが切れるでしょう。
丁寧な個別指導がある
アミューズメントメディア総合学院では、全体の指導だけではなく作品の個別指導を行っており、1人1人に対して丁寧な指導が行われます。
そのため、イラストや漫画で生計をたてたいけど、これまでに制作をしたことがないという初心者の方でも安心して勉強ができる環境が整っています。
デビューへの道のりが近い
プロとしてデビューすることを目指す学生のために、独自のサポートが用意されています。
学校自体の歴が長く、現役で活躍する方をたくさん輩出しているため、学内で行われる編集部批評家等には大手出版社の現役編集者も来校するようです。
より近くでプロの批評を受けることによって、学生時代からプロへ向けての近道を歩むことができます。
業界との密接なコネクション
アミューズメントメディア総合学院は長年の間に各業界との密接なつながりを構築しています。
そのため、企業説明会でも多くの企業がアミューズメントメディア総合学院の学生を採用したいと訪れてくれます。
また、クラスの担任だけではなく、学校全体で就活のサポートをしてくれるので安心です。
これまでの就職実績を見ても業界大手の企業もたくさんありますし、業界就職率もかなり高いのでイラストや漫画を仕事にしたいという人には最適でしょう。
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学内に出版社がある
アミューズメントメディア総合学院にはAMG出版という出版事業部があり、外部企業と提携して出版をしています。
学生の作品が選ばれることも多く、学校と協力してマンガやイラスト本が書店に並ぶということも多々あります。
そのため、学生として学びながらも学内からデビューすることも可能なのです。
アミューズメントメディア総合学院の学科
アミューズメントメディア総合学院 はさまざまな学科があり、それぞれの分野のプロのクリエイターの育成をしています。
ここではイラスト関係のみをご紹介します!
キャラクターデザイン学科
キャラクターデザイン学科では、自分のアイディアを形にするための技術と豊富なイマジネーションを育てるカリキュラムになっています。
そのため、在学生・卒業生の作品が毎年20冊以上は店頭に並んでいます。
就職する先もイラストレーター、漫画家、キャラクターデザイナー等自分がなりたい職業につくためのサポートも充実しています。
マンガイラスト学科
マンガイラスト学科では、現在の電子出版に変わりつつある世の中の流れを受けて、デジタルのマンガへも対応できるようなカリキュラムや作画ツールが導入されています。
また、賞を受賞する前に編集担当制を設けているため、受賞確立を上げ連載までのスピードを速くしているため、多数の漫画家を輩出しています。
アミューズメントメディア総合学院で好きを仕事にしよう!
好きなことを仕事にできるというのはとても素敵なことです。
どうせそこを目指すのであれば、より自分の目指すところに近づける方法をとることをおすすめします。
アミューズメントメディア総合学院 で学ぶことはイラストや漫画を仕事にするための近道になります。
興味がある人はぜひ一度資料請求してみてはいかがでしょうか?
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