「自分のイラストや漫画を、もっと"応援"という形で支えてもらえたらなぁ…」
そんなクリエイターの願いをかなえてくれるのが、日本発のクリエイター支援プラットフォーム Ci-en(シエン) です。
Ci-enは、イラスト・漫画・ゲーム・動画・配信など、さまざまな創作活動をしている人が、ファンから 月額支援 や 投げ銭、クラウドファンディング形式の支援 を受けられるサービスです。
運営は同人・DL販売でおなじみの 株式会社エイシス(DLsiteの運営会社) で、サービス自体は2018年からスタートしています。
この記事では、とくに イラスト・漫画を描くクリエイター 向けに、
- Ci-enでできること・基本の仕組み
- 月額プランや投げ銭の使い方
- メリット・注意点
- どんなクリエイターに向いているか
を、初心者にもわかりやすく解説していきます。
Ci-en(シエン)ってどんなサービス?
日本のクリエイター向け"ファンコミュニティ&支援"プラットフォーム
Ci-en(シエン) は、日本のクリエイターが ファンから直接支援を受けつつ、作品や活動を発信できる場 です。
対応している主な創作ジャンルは、例えばこんな感じです。
- イラスト・漫画・同人誌
- ゲーム・同人ゲーム
- 動画作品・音声作品
- VTuber・配信・歌ってみた など
プロ・アマチュア、個人・法人問わず、基本的には 「創作をしていて、応援されたい人」なら誰でも登録OK というイメージです。
Ci-enでできる"3つの支援スタイル"
Ci-enの一番の特徴は、支援スタイルが1つだけじゃない ところ。
ファンの応援方法に合わせて、複数の仕組みを組み合わせることができます。
1. 月額プラン(サブスク支援)
まずメインになるのが、月額支援プラン です。
- 月300円/500円/1,000円…など、料金はクリエイターが自由に設定
- プランごとに「もらえる特典(リターン)」を決められる
- 限定イラスト・ラフ
- 制作途中のメイキング
- 高解像度データ
- 制作裏話の日記
- 会員限定配信の案内 など
ファンは好きなプランに加入して、毎月継続的に応援 してくれる形になります。
いわば「あなた専用のファンクラブ」「オンラインサロン」のようなイメージですね。
2. 投げ銭・チップ・上乗せ支援
「毎月の継続支援まではむずかしいけど、たまに応援したい」
そんなファンのために、Ci-enでは 一回きりの投げ銭(チップ) や、通常の支援に 上乗せ支援 を付ける仕組みもあります。
- 気に入った投稿や作品を見たタイミングで、都度"投げ銭"ができる
- プロジェクトや記事に対して「上乗せ支援」することも可能
月額プランと組み合わせることで、
「普段は月額プランで応援」「特に刺さった作品には追加で投げ銭」
といった柔軟な応援スタイルがとれるのが強みです。
3. クラウドファンディング形式のプロジェクト支援
Ci-enには、クラウドファンディング機能 も用意されています。
- 新作漫画の制作費
- 同人誌の印刷費
- グッズ制作や画集制作
- 新作ゲーム開発 など
「特定の目標に向けて、まとまった支援を集めたい」ときに、
プロジェクト型での資金募集 を行うことができます。
- 目標金額や期間を設定
- 支援額に応じたリターン内容も自由に設計
- 進捗をCi-enの投稿で報告できる
「いつか画集を出したい」「長編漫画を形にしたい」といったクリエイターにも相性の良い仕組みです。
クリエイターが自由にプラン設計できるのがCi-enの強み
料金・リターン内容はかなり柔軟に決められる
Ci-enの月額プランは、料金も内容もクリエイター側でかなり自由に設計できる のがポイントです。
例えば:
- 300円プラン:限定記事・制作日記・ラフ画像
- 500円プラン:上記+完成イラストの高解像度データ
- 1,000円プラン:上記+メイキング動画、配信アーカイブ など
イメージとしては、「ファン向けの会員メニューを自分で作る」 感覚に近いです。
最初は低めの価格帯・シンプルな特典から始めて、ファンの反応を見ながら少しずつ内容をアップデートしていく…という使い方もできます。
対応ジャンルが幅広いから「掛け持ち」もしやすい
Ci-enはイラスト・漫画に限らず、
ゲーム制作・動画投稿・配信活動・VTuber・歌い手など、複数ジャンルの活動をまとめて発信しやすい のも特徴です。
- 普段はイラスト・漫画メイン
- たまにゲームや音声作品も作る
- ついでに配信もしている
というマルチなクリエイターでも、
「活動の拠点」のようにCi-enを中心に据える ことができます。
DLsite連携で"オタク系クリエイター"に特に相性バツグン
DLsiteアカウントとの連携が便利
Ci-enは、同人・デジタルコンテンツ販売でおなじみの DLsite の姉妹サービスです。
そのため、DLsiteとの連携機能がかなり充実しています。
- DLsiteアカウントでログイン・連携
- DLポイントを使って支援できる
- すでにDLsiteで作品を買っているファンにとって、支援のハードルが低い
すでにDLsiteで作品を販売しているクリエイター にとっては、
「販売はDLsite・ファンコミュニティはCi-en」といった役割分担もやりやすいです。
支払い方法が多く、ファンが支援しやすい
支援時の決済方法も豊富で、ファンにとって利用しやすい設計になっています。
- クレジットカード
- 電子マネー
- コンビニ決済
- 携帯キャリア決済 など
「クレカを使いたくない」「ポイントで支援したい」という層もカバーできるため、
"支援したいのに決済手段がなくて諦める"パターンを減らせる のが強みです。
Ci-enでできる"ファンとの距離を縮める工夫"
サポーター限定記事・限定コンテンツ
Ci-enでは、支援してくれた人だけが見られる限定記事 を簡単に作ることができます。
- ラフやボツネタ
- 制作途中の進捗スクショ
- 完成イラストの高解像度版
- 制作裏話・悩み・日記
- 限定動画・限定音声
など、SNSには出さない"裏側"を見せることで、ファンとの距離が一気に縮まりやすくなります。
「ここだけの話」「いつも応援してくれる人にだけ見せたいもの」を置く場所として、Ci-enはかなり相性がいいです。
マイページで「活動拠点」のように使える
クリエイターごとに 専用のマイページ が用意されており、そこで
- 日記・活動報告
- 次回作の告知
- 進捗のスクリーンショット
- リリース情報
などをまとめて発信できます。
Twitter(X)やInstagramのように情報が流れていってしまうのとは違い、
「自分の活動のログ」や「ファンに向けたお知らせ」を蓄積していく場所 として育てていけるのも、Ci-enならではのメリットです。
Ci-enを使うメリット
ここからは、クリエイター目線で見た Ci-enのメリット を整理していきます。
1. 月額支援で収入が安定しやすい
単発のイラスト依頼や同人誌販売だけだと、どうしても収入が不安定になりがちです。
Ci-enの月額支援を組み合わせることで、
- 「毎月これくらいの支援があるから、最低限の制作費は確保できる」
- 「売上の波に振り回されにくくなる」
といった 継続的な創作活動の土台 を作りやすくなります。
2. ファンと"応援する/される"関係を築ける
Ci-enは、単なる「販売サイト」ではなく、ファンと交流しながら活動を続けるための場 でもあります。
- コメントやメッセージを通じて、ファンの反応をダイレクトに感じられる
- 限定コンテンツや制作裏話を共有することで、「推しクリエイター」としての距離が近づく
- "買う"だけでなく"支える"という気持ちで応援してもらえる
特に、SNSだけではなかなか深い関係を築きにくいと感じている人にとって、
Ci-enは「濃いファン」とつながる場所 として機能します。
3. ジャンル・活動スタイルが自由
Ci-enは、商業・同人、R指定の有無、個人・法人などを問わず、幅広い活動を受け止めてくれるサービスです。
- オリジナルイラスト中心
- 二次創作がメイン
- 漫画・ゲーム・音声をミックスした活動
- 会社としての公式アカウント運用
など、「このジャンルはダメ」という縛りが少ない ため、
自分のスタイルのまま始めやすいのも魅力です(ただし、利用規約・ガイドラインは必ず確認しましょう)。
4. 初期費用ゼロで始められる
Ci-enのクリエイター登録自体は無料です。
サーバー代や会員サイト構築費なども不要で、「アカウントを作るだけでスタートラインに立てる」 のは大きなメリットです。
- 自前で会員制サイトを作る手間がいらない
- 課金・決済の仕組みもおまかせできる
- 収益から手数料が引かれる形なので、持ち出しコストなしで試せる
「まずはお試しで月額プランを1つだけ作ってみる」というライトな始め方もOKです。
Ci-enの注意点・限界も知っておこう
もちろん、Ci-enに登録しただけで勝手にお金が入ってくるわけではありません。
「向き・不向き」や「気をつけたいポイント」 もきちんと押さえておきましょう。
1. 登録しただけでは収益は安定しない
Ci-enはあくまで 「応援してもらうための器」 です。
ファンに継続して支援してもらうには、
- 定期的な投稿・更新
- SNSや他の活動場所からの誘導(告知)
- ファンにとって魅力的な特典設計
といった 地道な活動が欠かせません。
「アカウントを作ったけど、何も発信していない…」という状態だと、
当然ながら支援は集まりにくいので注意が必要です。
2. 売上には手数料がかかる
Ci-enの運営には、売上に対して 約10%前後の手数料 がかかります。
(正確な最新パーセンテージや条件は、必ず公式の利用規約・ヘルプで確認をおすすめします)
- 例えば10,000円の支援があった場合、そこから手数料が差し引かれる
- 振込時には別途、振込手数料などがかかることもある
料金プランを決めるときには、
「手数料を引いた後の金額で、自分の手間や制作コストに見合うか」 を一度計算しておくと安心です。
3. 支援者の数や熱量に左右される
Ci-enは「プラットフォームに乗れば誰でも稼げる」というものではありません。
どうしても、
- 作品のクオリティ
- 露出・宣伝力
- ファンとのコミュニケーション
によって、支援額に差が出てきます。
ただし、「まずは少人数でも、自分の作品を本気で応援してくれる人とつながる」 というスタンスでスタートするのもアリです。
最初は数人の支援からでも、更新を続けることで少しずつコミュニティを育てていけます。
4. 継続的な投稿・コンテンツ管理が必要
Ci-enは 「継続的な活動を応援してもらう場」 なので、
どうしても 更新の継続 が重要になります。
- 月に一度も更新がない状態が続く
- 特典に書いてある内容が提供されない
- 告知や連絡が滞る
といった状況になると、支援者の離脱につながってしまいます。
自分の生活リズムや制作ペースに合わせて、「無理のない更新頻度」 を最初に決めておくと安心です。
Ci-enはどんなクリエイターに向いている?
最後に、イラスト・漫画系クリエイター目線で「Ci-enが向いている人」の例をまとめておきます。
| 目的・状況 | Ci-en が向いているか |
|---|---|
| 漫画・イラスト制作を続けるための制作費がほしい | ✅ 月額支援で安定した制作費を確保しやすい |
| 同人・創作活動で"コアなファン"を増やしたい | ✅ 限定コンテンツ&支援で、ファンとの距離を縮めやすい |
| VTuber・配信・ゲーム制作など複数ジャンルで活動している | ✅ 幅広いジャンルに対応しており、活動の拠点にしやすい |
| 初期費用ゼロで支援プラットフォームを試したい | ✅ 登録無料で、システム構築いらずで始められる |
| 「作品を買う」だけでなく「少額で応援してほしい」 | ✅ 月額・投げ銭・クラファンなど、小口支援の窓口を用意できる |
これからCi-enを始めたい人へのアドバイス
これからCi-enを使ってみたいイラスト・漫画クリエイター向けに、
スタート時のポイントを簡単にまとめると、次のようになります。
- まずは低めの月額プランを1つ作る
- 300円〜500円くらいの「応援プラン」から始めると、ファンも参加しやすいです。
- 更新のペースを決めておく
- 「月1回は限定記事」「完成イラスト1枚ごとにラフ・メイキング公開」など、自分が無理せず続けられる頻度を決めましょう。
- SNSやDLsiteからCi-enへ誘導する導線を作る
- プロフィールや固定ツイートにCi-enページを載せておく
- 新作投稿のたびに「詳しい裏話はCi-enで」などと一言添える
- 特典は"豪華さ"より"継続しやすさ"を重視
- 最初からあれもこれも詰め込みすぎると、自分が疲れてしまいます。
- 「自分の制作スタイルと生活に合う内容か?」を意識して設計しましょう。
まとめ:Ci-enは"応援されながら創作を続けたい人"にぴったりの場所
Ci-en(シエン)は、イラスト・漫画・ゲーム・動画など、
さまざまなクリエイターが ファンからの直接支援を受けながら創作活動を続けられるプラットフォーム です。
- 月額支援・投げ銭・クラウドファンディングと、支援スタイルが豊富
- DLsiteとの連携で、同人・オタク系クリエイターと相性◎
- 限定コンテンツや制作日記を通じて、ファンとの距離を近づけやすい
- 初期費用ゼロで始められ、個人でも手軽に「自分のファンクラブ」を持てる
一方で、
「登録しただけで勝手に稼げる」わけではなく、
継続的な発信・ファンとのコミュニケーション・無理のない特典設計 が大事なポイントになります。
もしあなたが、
- 「好きなイラスト・漫画を、長く続けていきたい」
- 「自分の作品を応援してくれるコアなファンとつながりたい」
- 「少額でもいいから、創作の固定収入がほしい」
と感じているなら、Ci-enは一度チェックしてみる価値のあるサービスです。


