ふらっとでかけるひとり旅、良いですよね。
毎日の激務の合間に咲く癒しの花といったところでしょうか。
そんなすてきな旅行のお供に、文庫本を持って行く人は少なくないと思います。
電車の中や、景色の良い旅館の窓をバックに読書にふけると、まるで自分が詩人にでもなったかのような感覚を覚えるものです。
しかし、漫画や雑誌を旅行かばんに詰めていくと、かさばる上に重たいので、ちょっとしたお荷物になってしまいますよね。
そこでおすすめするのが「電子書籍」です。
スマホかタブレットさえあれば、何冊でも、何十冊でも読める手軽さがとても魅力的な、電子書籍のメリットについてお話していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
そもそも電子書籍とは?
電子書籍とは、紙に印刷された本ではなく、PC、スマホ、タブレットなどの画面で読む本や雑誌のことを電子書籍といいます。
電子本、電書、イーブック、ebookとも言います。
一般的にはインターネット上の電子書店で販売されている電子書籍を購入し、PC、スマホ、タブレットや、Kindleのような専用読書端末で読書することをいいます。
電子書籍の何がメリット?
電子書籍のメリットは以下の通り多数あります。
- 在庫切れがなく、購入後すぐ読める。
- 営業時間にとらわれない。
- 保管や持ち運びに場所や手間がかからない。
- 紙の漫画や本より安く購入出来る。
- 何百冊の本が電子書籍1台に集約されている。
環境面からみても、電子書籍のメリットは多数あります。
電子書籍のデメリットは?
一方便利な反面、デメリットは以下の通りです。
- 紙の書籍と比較して、目の負担が大きい。
- 読み始める時の起動時間がかかる。
- 発売から配信までにタイムラグがある。
- 電子書籍本体の充電が必要。
- 本の貸し借り、売却が出来ない。
- 本の独特な感覚がない。
- 電子書籍本体の価格が高い。
上記の様なデメリットもありますが、差し引きしても電子書籍はおすすめです。
紙の漫画や本のメリットは?
電子書籍をおすすめしていても、紙の漫画や本の方が読みやすいという方は少なからずいることと思います。
では、紙の漫画や本の優れている点は以下の通りです。
- 読み終わったら中古品として売れる。
- 好きなページから読める。(電子書籍は1ページずつ読みすすめる)
- 本屋で手に取り試し読みが出来る。
- 自分の本棚に好きな漫画を並べる事が出来る。
本は本で愛着があったり、今までの学校教育でも紙ベースでの教育方法が主流であった為、馴染みがある方もいらっしゃると思います。
紙の漫画や本のデメリットは?
メリットがあればデメリットもあります。
- 集めれば集めるほど、かさばる。
- たくさんは持ち運びに困難。
- 収納スペースを準備しなければならない。
- 中古本は誰の本かわからないので、衛生面で心配。
特にコロナ禍では飛沫がついていないか心配な面もあります。
旅行のお供に電子書籍はぴったり!
もともと、旅のお供に漫画や雑誌などを持っていく人は多く、とくにひとり旅ともなると、移動時間の暇つぶしにはもってこいの相棒です。
旅先のキヨスクや売店で普段は読まないような本を購入して読むのも、旅ならではの出会いのようで非常におもしろいですよね。
しかし、旅行中に本を購入するとどうしても問題になるのが、置き場所ではないでしょうか。
ついつい旅のテンションの高さで買い漁ってはみたものの、かばんに入れては邪魔になり、重く肩に食い込むことを考えたら、一層のこと買わない・持っていかない方が良いのではないかとすら思えるほどです。
実は、そんなデメリットをすべてひっくりかえすことができるのが「電子書籍」なんです。
電子書籍が旅のお供にぴったりの理由について、以下の2つがあげられます。
- スマホやタブレットがひとつだけあれば良い
- 書籍よりも手軽で読みやすい
それぞれ詳しくお話ししていきますね。
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スマホやタブレットがひとつだけあれば良い
雑誌ならまだしも、漫画を旅先に持っていく・購入するとなると、大抵の場合続き物になるため、どうしても複数冊カバンに入れる必要がありますよね。
そうなると、自然とカバンのスペースは圧迫され、旅先でのお土産などの買い物にも制限がかかってしまいます。
さらには、1冊1冊は軽い本でも、5冊、10冊となると意外と重たくなるので、歩くだけでも重労働です。
そんなときに大活躍するのが電子書籍で、スマホならポケットにしのばせておくだけという、恐ろしいくらいの省エネ設計で漫画を読むことができます。
タブレットだとしても、単行本よりも薄くて軽いので、決して負担にはならないでしょう。
電子書籍の最大のメリットがまさにこれで、とにかく場所をとらないことにあります。
通勤時にわざわざ漫画を持って行く人はほぼいないと思います。
その理由は通勤かばんに入らない、もしくは単純に邪魔になるからです。
しかし、これが電子書籍だった場合、あなたもご存知の通りスマホで漫画を読んでいる人はたくさんいるはずです。
以上のことからも、お出かけのお供は電子書籍一択で間違いありません。
書籍よりも手軽で読みやすい
単行本などの書籍は、両手を使って本を支えたり、ページをめくるのがややめんどうですよね。
長時間読み続けていると手や肩が疲れたり、雑誌に至っては指先が真っ黒になるなど、ちょっと不便だなと感じることもしばしば。
もうひとつ、書籍のデメリットとして、室内の明るさ次第では目に大きな負担がかかることがあげられます。
たとえば、夕方近い微妙な時間の車内などは暗く感じますよね。 そんな中で書籍を読んでいると、あたまがずしーんと重たくなることもあるほどです。
自分で電気をつけられる環境であれば、そのようなことはありませんが、公共の場に身を置く場面が多い旅行ともなると、そうそう自分の思う通りにはできません。
一方の電子書籍は、スマホなら片手でスワイブするだけでページ送りができますし、室内の明るさに合わせて自動的にディスプレイを調節してくれるので、目の負担を軽減することができます。
タブレットはスマホに比べるとかさばりますが、大きな画面で電子化されたきれいな文字を読めることを考えたら、書籍よりも読みやすいはずです。
漫画や雑誌の文字は小さく、それもまた目が疲れる原因の1つですよね。
以上の2点から考えて、旅先に漫画や雑誌をもっていくのはすでにナンセンスであり、電子書籍以上にぴったりに当てはまる旅の相棒はないと断言できます。
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電子書籍はどんな種類があるの?
現代の読書の仕方、それは電子書籍です。
何百冊と持っているかさばる漫画も電子書籍なら本体のみで何百冊分のデータを持ち運べます。
しかしながら電子書籍を読むためにはツールが必要です。
電子書籍を読むための専用端末は電子書籍リーダーといいます。
電子書籍リーダーは光を反射することでか画面を表示する「電子ペーパー」を使用しており、ブルーライトを発生していないので、比較的目に優しいといえます。
電子書籍の選び方は?
電子書籍ストアに対応しているものを選びます。
電子書籍の中には、特定のストアの本しか対応していない場合があります。
例えばネット通販大手のAmazonが提供している電子書籍を読む為に特化したKindleを利用している場合、Kindle対応の製品が適しています。
電子書籍のおすすめは?
今回はネット通販大手のAmazonが提供している「FIRE」タブレットと、iPhoneでお馴染みのアップルのiPad Air(第5世代)をご紹介します。
Amazonの「FIRE」タブレットとは?
まず画面の大きさの違いからご説明します。
・画面サイズが7インチの「FIRE 7」
・画面サイズが8インチの「FIRE HD 8」
・画面サイズが10インチの「FIRE HD 10」
8インチ以上のシリーズにはFIRE HD 8 「Plus」のシリーズがありますが、今回はPlusではなく定番の「FIRE」タブレットをご紹介していきます。
気になる方向けにFIRE HD 8 「Plus」を少しだけ触れておくと、通常タイプの本体価格にプラス2,000円追加する価格帯で、
・メモリがプラス1GB
・無線充電(Qi規格)※1
・充電器5W→9W ※2
と機能が充実します。
※1 Qi規格とは、充電ケーブルを接続することなくスマートフォンやタブレットなどを充電できる規格です。
※2 9Wの方が充電速度が速いです。
「FIRE 7」とは?
2019年発売で、3タイプある中で1番安い電子書籍本体になります。
初めて購入する方、試してみたい方はこのグレードからで良いのではないかと思います。
特徴は以下の通りです。
- 価格 6,980円(税込)
- 2022年6月29日発売
- 重さ 282g(3タイプ内で最小、最軽量)
- サイズ 181*118*9.7mm
- ストレージ 16GB
- CPU 2.0GHzクアッドコア
- 充電時間 5Wで約4時間
- バッテリー持続時間 最大10時間
- カラー ブラック
- 液晶画面解像度1024*600と低い(画質が荒い)
「FIRE 8」とは?
「FIRE 8」シリーズが1番の売れ筋のタブレットになります。迷う方はこのシリーズ。
- 価格 32GBで9,980円(税込)、64GBで11,980円(税込)
※Plusシリーズ 32GBで11,980円(税込)、他の64GBで13,980円
- 2020年6月3日発売
- 重さ 355g
- サイズ 202*137*9.7mm
- ストレージ 32GB/64GB
- CPU 2.0GHzクアッドコア
- 充電時間 5Wで約5時間
※Plusシリーズ 9Wで約4時間
- バッテリー持続時間 最大12時間
- カラー ブラック/ホワイト/ブルー
※Plusシリーズ ストレート(少しグレーの入った黒)
- 液晶画面解像度1280*800
「FIRE 10」とは?
「FIRE 10」がシリーズ1番のスペック機能を持ったタブレットになります。
- 価格 32GBで15,980円(税込)、64GBで19,980円(税込)
※Plusシリーズ 32GBで18,980円(税込)、他の64GBで22,980円
- 2021年5月26日発売
- 重さ 465g
※Plusシリーズ 468g
- サイズ 247*166*9.2mm
- ストレージ 32GB/64GB
- CPU 2.0GHzオクタコア
- 充電時間 9Wで約4時間
※Plusシリーズも一緒
- バッテリー持続時間 最大12時間
- カラー ブラック/オリーブ/デニム
※Plusシリーズ ストレート(少しグレーの入った黒)
- 液晶画面解像度1920*1200
対するiPadは?
今回はiPad Air(第5世代)について解説します。アップル製品ファンとしてはiPadにして同じシリーズで揃えたいところです。
ご紹介の中で1番高価ですが、動作がサクサクだったりカラーだったり、お持ちのiPhoneと連携したりと高スペックです。
・価格 ※2022年7月に値上げされました。値上げ前→値上げ後価格です。
iPad Air(第5世代)Wi-Fi
64GB:7万4800円→8万4800円(税込)
256GB:9万2800円→10万6800円(税込)
iPad Air(第5世代)Wi-Fi+Cellular
64GB:9万2800円→10万6800円(税込)
256GB:11万800円→12万8800円(税込)
- 2022年3月発売
- 重さ 461g
- サイズ 247.6*178.5*6.1mm
- ストレージ 64GB
- CPU Apple M1チップ 8コアCP
- 充電時間 非公表
- バッテリー持続時間 最大9時間
- カラー スペースグレイ/スターライト/ピンク/パープル/ブルー
- 液晶画面解像度2360*1640
まとめ
それでは大きく3パターンにまとめます。
①電子書籍初心者の方
まず使ってみたいと思う方は「FIRE 7」タブレットがおすすめです。なぜならば最安値だからです。
おまけにAmazonのセール期間に安くなった実績があるので、今後ご購入検討の方は是非検討してください。
②結局どれ買えば良いかわからない方
記事を読んだけど結局どれがイイの?という方は「FIRE 8」がおすすめです。理由は1番の売れ筋だからです。
これ買っておけば間違いないというスペックです。前述の通り、こちらもAmazonのセール期間に安くなった実績があります。
③アップルユーザーの方
iPad一択で間違いないと思います。理由は今まで使ってきたiPhoneの使い方と変わりなく慣れた状態で使える、且つ動作サクサク感は従来のiPhoneと同じだからです。
同じアップル製品で揃えて統一感のある管理が出来るのも魅力です。
いかがでしょうか。まだ電子書籍をお持ちでない方も、買い替えをご検討中の方へもご参考になれば幸いです。
さあ電子書籍をお供に旅に出よう!
旅のお供に電子書籍と書籍ではどちらがふさわしいのかについてお話してきましたが、さまざまな観点から考えると、電子書籍に軍配を上げざるを得ません。
単行本には単行本の魅力があります。
しかし、それはあくまでも自宅でゆっくり読むときの話であり、手軽さや場所を選ばない利便性はやはり電子書籍には勝てません。
お気に入りの漫画を旅先で読む一時は、日常の喧騒を忘れることのできる至福の瞬間です。
そんなすてきな時間を、ぜひ電子書籍とともにお過ごしくださいね。