好きなことや得意なことを仕事にしたい。
誰でも子供の頃は同じことを考えますよね。
あなたの子供のころの夢は何でしたか。
漫画家、イラストレーター、その他、絵を描く仕事がしたいと思っていた方は多いと思います。
夢を叶えるということは、とても難しいことのように思えるかも知れません。
しかし今では、かつてなかったような多彩なサービスがあります。
その中のひとつが、DLsite(ディーエルサイト)。
こちらのサービスを使えば、誰でも自分の好きなことや得意なことを仕事にすることができますよ!
この記事では主に
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DLsiteって?
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イラスト・漫画を販売する方法
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販売に際したメリットとデメリット
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買い手側のメリットとデメリット
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販売者側の意見
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買い手側の意見
以上の6点をご紹介して参ります。
絵を描くのが好き、イラストや漫画を描くのが得意。
でもどうやってそれを仕事にすればいいのかわからない。
実際に販売したとき、どういう問題が生じるかわからなくて怖い。
そんな疑問を、この記事で解決に導くことができればいいなと思います。
DLsite(ディーエルサイト)って?
DLsiteは「国内最大級の二次元総合ダウンロードショップ」です。
主に販売している商品は同人作品、ゲーム、コミックなどです。
個人制作の同人作品を専売していたり、著名なクリエイターや出版社の人気作品や、有名ゲームメーカーの人気作品をも取り扱っており、DLsiteでしか手に入らない作品も含め、合計60万点以上のラインナップを誇ります。
購入したい人も、販売したい人も、ユーザー登録をするだけで
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無料コンテンツを楽しめる
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メールマガジンでクーポン情報を受け取れる
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ポイントが還元される
このような特典があります。
WedMoney(ウェブマネー)が使える
dlサイトでは、お支払いにWedMoney(ウェブマネー)が使えます。
WedMoney(ウェブマネー)とは個人情報無用で、コンビニで誰でも購入できる電子マネーです。
有効期限がなく、ゲームから電子書籍まで色々なことに使えます。
クレジットカードを持っていない方にもおすすめです。
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dlサイトでイラストや漫画を販売する方法
大まかな流れは以下の通りです。
①サークル(販売者)登録
まずは「販売者」として自分の情報を登録しましょう。
DLsiteでは、作品をアップロードするだけで「海外へ向けた販売のための翻訳」「不正コピー防止プロテクト加工」「違法アップロード対策」「アフェリエイト化応援」「ツイッター自動投稿宣伝」など、たくさんの機能が使えるようになります。
特に海賊版が出回りやすいダウンロード販売では、「不正コピープロテクト加工」「違法アップロード対策」など個人で対応し切れないものまで扱ってくれるので安心ですよね。
ちなみに、サークル登録というのは、販売者の所属している団体(=サークル)として自分の情報を登録することを指します。
一人でも複数人でもサークル扱いとなります。(一人でその団体に所属しているようなイメージ。例として、越智志帆一人しかいないのにバンド名があるSuperflyみたいな感じです)
かつて、複数人が集まって団体として漫画などを制作していたことの名残りで、自主制作で漫画などの著作物を制作する人は未だにサークル単位で管理されます。
②WEBで作品登録(アップロード)
作品紹介のページのカスタマイズができますので、自身で運営しているブログなどがあればそこで宣伝することもできます。
また、「シリーズの設定」機能がありますので、人気の作品ができたら、それと作品同士を関連付けて登録することでさらなる売上アップが見込めます。
制作中の作品を「予告作品」として販売前にアピールできますので、初動の売上もある程度の量を見込めるようになります。
③審査待ち(商品としてネット上に公開できるものかどうかの確認)
作品登録が完了したあとは、DLsite側で動作の確認やモザイクチェック等の審査が行われます。
モザイク・実写作品規定・禁止表現等の詳細はすべて「コンプライアンスポリシー」に記載されてありますので、投稿予定の作品が心配な方はあらかじめ目を通しておいたほうが良いでしょう。
④作品の販売開始
ついに販売開始ですね。
すでに本になっている作品がお手元にある場合、郵送での登録もできるようですが、審査や掲載までの流れについてはWEBの方が格段に早いので、デジタルで作成したものをWEBで作品登録するほうが効率は良さそうです。
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販売に際したメリットとデメリット
それではDLsiteでダウンロード販売する際のメリット、デメリットを見ていきます。
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売上数について
人気になればランキングページに掲載され、さらに販売利益が加速!
1つの名作を生み出せば、印刷費や材料費などの原価ゼロで欲しい人の手に行き渡ります。
逆に人気が出ない場合は、最初の1つが売れるまでに時間がかかるかもしれません。
また、DLsiteはデータ販売が主のため、売り切れることがありません。
裏を返せば、希少価値はなくなるため単価が下がる傾向にあります。
他サイトとの違いについて
閲覧数については、DMMなどの他サイトに比べて落ちる傾向にあるようです。
しかしDMMは取り扱っているもののメインが別のため、販売ユーザーから「レビューが辛口だ」と不満の声も上がっています。
売り上げはDLsiteの方が多いようなので、専売にしてしまうのも選択肢としてはありです。
18禁作品の取り扱いについて
当たり前ですが、18歳未満の方は18禁作品を取り扱えません。
また、18禁作品の修正基準がDLsiteでは少し厳しいようですので、初めてWEBで作品登録をする場合はご注意ください。
売上割合・集客について
やはり、しっかりしているサイトということもあって売上高は半分運営に取られてしまいます。
その点BOOTHなどの個人登録サイトは、DLsiteなどと比べて売上が数パーセントほど多く自分に入ってきます。
それを利用して、名の知れたサークルなどはDLsiteの販売額よりもBOOTHの販売額を下げている場合もあります。
その代わり、自分でサイト管理をしなければならないため、トラブル対処ができなければ面倒なことになります。
また、個人登録のサイトだと、どこかのページで一括紹介されることがないため、作品を知ってもらう機会が極端に少なくなります。
結局は、大手サイトに登録しておいた方が、より多くの人の手に渡りやすくなるでしょう。
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買い手側のメリット
前述でも少し触れましたが、DLsiteは購入者層の購買意欲を誘うためにさまざまな無料コンテンツを用意しています。
ゲームプラットフォーム
アプリやブラウザで楽しめるゲームコンテンツが無料で利用できます。
ラインナップこそまだまだですが、今後は巣ごもりで需要も高まり、成長が期待できるかと思います。
Ci-en
毎月500~1,000円の少額支援で、応援している書き手の作品をよりパワーアップさせることができます。
無料プランでも、SNSの要領でフォローさえしておけば、現在執筆中原稿の進捗が見られるなど、お得な要素も。
また、デメリットについてですが、DLsiteは名前の通りダウンロード販売をメインにおいたサイトのため、購入したものが形として手元に残ることがありません。
なので、例えば「読み終わったから古本屋に持っていきたい」「誰かに譲りたい」といった処分が不可となります。
ただ、DLsiteで扱われている作品はほとんどが同人作品です。
(※同人作品とは…個人で制作したイラストや漫画のこと。主に、いわゆるコミケなどで販売されることが多かった)
その場合、制作者の希望により「多くの人の目に触れるような処分方法は禁止」としていることがあります。
となると、買い手側にとってはデメリットでも、販売者側からすればメリットとなり得るのです。
後述する意見を見ても、「手元に残らない」ことを理由に利用しないと決めている人はいませんでした。
なので、コロナ禍でイベント出店・来場を見送っている人が多い今こそ、ダウンロード販売にスポットライトが当たっています。
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販売者側の意見
>集客力抜群のマンモスサイトに初日はトップページで紹介されるデジ同人は集客力の無い新人にも優しい fanzaやdlsiteどちらも集客力があるので作品に力さえあれば年中ジワジワと売上を伸ばしてくれる
>FANZAくんDLsiteより安く売ってるのに(自社負担値引きで常時20%引き)同じ作品を売ってもDLsiteとだいたい同じ売上数
>女性向けはFANZAよりDLsiteの方が強いのかな~。今まで売上どっこいどっこいだったんだけど、女性向けで登録するようになってから結構差が出てきたかも
>FANZAとDLsiteだと売上が桁違いで、FANZAからの撤退も近いです(メロンからも)。
(引用元:https://togetter.com/li/1583011)
他のサイトと比べ、圧倒的に閲覧数が多いのはDLsiteのようです。
人によっては専売にせず、さまざまなサービスを跨いで商品登録をし、販促をかけている作家もいるようですが、あくまでそれは宣伝のみ。
最終的にDLsiteへまとめることで顧客の囲い込みに成功している例もあるようです。
また、取り扱うイラストや漫画がどの層に向けたものなのかも重要で、男性読者を意識したものなのか、女性読者を意識したものなのかによっても販売サイト選びは変わってきます。
ところが、DLsiteであればどちらも強いと意見が出てますので、購買層に合わせて販売サイトを変えたり…といった手間が省けます。
一貫して、自分の制作物が同じページに表示されている方が、すっきりまとまって見えますね。
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買い手側の意見
「DLsiteはトップ10までは人気作家のFANZAと同時発売の作品が強い。トップ100全般で見ると凝った作品や独特の作風などマニア向けの要素が強い作品の場合はDLsiteの方が強い。」
(引用元:https://erogetoerodouga.com/fanza-vs-dlsite_cg-best100)
こちらは買い手側の意見です。
前述の通り、制作者は「宣伝のため別サイトにも登録している」ような状態です。
上記意見の通り、他のサイトと比較してDLsiteでは個性的な作風の制作者に対し、コアなファンがつきやすい傾向にあるようです。
もし自分の作風にその特徴が当てはまるようであれば、少しでも自分のイラストや漫画を気に入ってくれる人(=コアなファン)を増やすために、積極的にDLsiteへイラストや漫画を展示していきましょう。
おわりに
以上、項目別にDLsiteでイラストや漫画を販売する方法や、そのメリットデメリットに関してご説明しました。
得意なことに、楽しく取り組めて、それでお金が稼げたらいいなぁ。
将来の夢が漫画家やイラストレーターだった人は、きっとそんなふうに考えていたのではないでしょうか。
もちろん最初はなかなか有名になれないかも知れませんが、DLsiteならピックアップしてトップページで紹介されたり、今はTwitterなどのSNSで拡散されて有名になる人も増えています。
DLsiteなら、夢を叶えるその第一歩を、簡単なユーザー登録だけで踏み出せます。
ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
\登録無料/