
「小説やライトノベルを書いて、収入を得たいな」「どんな方法で稼いだらよいのだろう?」と思ったことはありませんか?
昔は出版社へ持ち込んだり、自費出版するくらいしか方法がありませんでした。
しかし今はパソコンやタブレット、スマホひとつあれば、あなたの書いた小説がお金になります。
作品を収益化できる、小説投稿サイトというものがあるからです。
今回は小説を書いて稼ぐためのサイトについてご紹介します。
副業、本業かかわらず小説を収益化をしたいと思っている人は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。
※情報は全て2021年2月現在のものです。
投げ銭型の小説投稿サイト

最初に紹介するのは、投げ銭型の小説投稿サイトです。
投げ銭とは、読者が気に入った投稿者に対してお金やポイントを渡すことを言います。
投げ銭ができるおすすめの小説投稿サイトは以下の3つです。
マグネットマクロリンク
note
ノベルアップ+
マグネットマクロリンク
マグネットマクロリンクはUDリバース株式会社が運営する小説投稿サイトです。
サイトには独特のルールがあります。
読者は作品を読むと「磁界」が溜まっていきます。
「磁界」を投稿者へ送ると「磁力」がたまり、マグネットマクロリンクから特典がプレゼントされます。
投稿者は作品を投稿したり、読者から「磁界」をもらうことで「磁界」が溜まります。
「磁界」を使うことで自分の作品の宣伝に使えます。
読者は「MP」という有料アイテムを購入し「マグネット」に交換できます。
読者が「マグネット」を好きな投稿者に送ると、投稿者にとってはそれが収入になります。
「マグネット」は1000グラム以上貯まると、Amazonギフト券か現金に交換できます。
手数料はマグネットの20%。
振り込み手数料は自己負担になります。
note(ノート)
noteは小説家を目指す人だけでなく、日記のように自己表現をしたり、ライティングの場として利用している人も多いコンテンツです。
作品の収益化に使うのは「クリエイターサポート機能」です。
読者はクリエイターと呼ばれる気に入った投稿者に対して、100円〜1万円までの金額を投げ銭として送れます。
カード決済の手数料5%とプラットフォーム利用料10%を引いた金額が投稿者に渡ります。
ノベルアップ+
2019年に始まったばかりの新しいサイトです。
ノベルアップ+では、以下の二つのポイントがあります。
応援ポイント
貢献ポイント
応援ポイントは運営側から無料で配られるポイントで、ログインするとデイリーボーナスとしてもらえるものです。
読者は気に入った投稿者に、応援ポイントを送れます。
ポイントが多いほどランキングが上がるので、投稿者のモチベーションアップにはなります。
しかし残念ながら応援ポイントの換金はできません。
読者が「ノベラポイント」という有料のポイントを送ると、投稿者のポイント口座に「貢献ポイント」として貯まっていきます。
貢献ポイントは1000ポイントから換金できますが、換金レートは公式に発表していません。
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PV数に応じて報酬が入る小説投稿サイト

PV(閲覧数)によって収益が得られる小説投稿サイトもあります。
こちらは、作品を読んでもらうことで収益になるというもの。
実績が少ない人にとっては、ハードルが低く参加しやすいのではないでしょうか。
おすすめは以下の3つのサイトです。
アルファポリス
カクヨム
ノベルバ
アルファポリス
アルファポリスでは、投稿者に報酬を還元する「投稿インセンティブ制度」を取り入れています。
作品を投稿すると人気度に応じ、月単位でスコアが溜まっていきます。
溜まったスコアは現金やギフト券と交換ができるという仕組みです。
なんとサイト内の広告収入を、全て投稿者に分配するという太っ腹な取り組み。
なお、アルファポリスは以下の方法で作品を投稿します。
アルファポリス内で投稿
外部サイトのURLを登録する
注意ポイント
投稿インセンティブの対象になるのはアリファポリス内での投稿のみになりますので、注意が必要です。
換金時の手数料や換金レートは公表していません。
カクヨム
カクヨムにはロイヤルティプログラムという以下の制度があります。
広告の売り上げを、投稿者全員とカクヨム運営側で7:3の割合で分配する。
それぞれの投稿者が持つ「スコア」を基準に再分配される。
カクヨムでは投稿した小説に広告を掲載すると、PV数や文字数などを元にした「アドスコア」が溜まっていきます。
「アドスコア」に関する内容の詳細は、非公開です。
毎月の売り上げの確定したスコアに応じて「カクヨムリワード」というポイントが付与されます。
1カクヨムリワード=1円で換金でき、3000カクヨムリワード以上貯まると銀行振り込みの依頼ができるように。
3万円以下の換金の際には、振り込み手数料が200円かかります。
注意ポイント
注意点は同一人物が何度も広告をクリックしても、スコアには寄与しません。
不正が発覚するとカクヨムリワードの剥奪やロイヤルティプログラムの参加が取り消されることがあります。
ノベルバ
ノベルバは広告掲載費で運営されているサイトです。
ノベルバにはPV数に応じて広告料の一部が還元される「ノベルバ報酬プログラム」という仕組みがあります。
1PV で0.1円が発生します。
報酬が3000円以上あると、銀行口座に振り込みをしてもらえる仕組みです。
振込手数料は投稿者負担となっています。
シンプルでわかりやすい制度ですね。
注意ポイント
不正防止のため、同じ人が10回読んだとしても1PVとしてカウントされるようになっています。
参加するにはアプリから申請する必要があり、ブラウザからは申し込みができないので注意が必要です。
広告掲載型の小説投稿サイト

作家生活オンラインでは、作品に広告掲載ができます。
しかも報酬は100%投稿者に還元されるというもの。
広告は投稿者が設定したものと、作家生活オンラインが配信したものから選べます。
投稿者が設定するものにはアフィリエイト広告やGoogleアドセンスがあります。
アフィリエイト広告は、即時提携のプログラムなら審査時間はかからないのですぐに広告が掲載できます。
Googleアドセンスはコンテンツを用意してから申請をし、許可が降りてから広告掲載可能になります。
注意ポイント
作家生活オンラインはアプリがありません。
他の人気投稿サイトと比べると、新着レビューも少ないようです。
利用者が少なめだからこそ、逆に狙い目なのかもしれません。
書籍化を目指す小説投稿サイト

小説を書く人なら一度は憧れる書籍化。
「小説家になろう」に小説を投稿して人気が上がると、企業からのスカウトで書籍化のオファーが入ることがあります。
小説家になろうには、読者が気に入った投稿者に対してポイントをつける「評価システム」があります。
評価ポイントが高いと、企業の目に止まってスカウトされる可能性があります。
何ポイント貯まるとオファーがあるかについては公表していません。
一方、書籍化以外の収入はあるのでしょうか?
残念ながら他の小説投稿サイトと違って、小説家になろうでは投げ銭も広告収入もありません。
いくらPVがあっても企業から書籍化のオファーがない限り、収益化はできないのです。
ポイント
あくまでも書籍化を目指したい!という人には挑戦しがいがあるサイトです。
しかし副業としてお金を稼ぎたいという人には、書籍化以外の収益方法がないのでハードルが高く感じられるかもしれません。
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販売型のサイト

販売型のサイトは、今までご紹介してきた小説投稿サイトと違って、スキルや作品を販売できるという大きな特徴があります。
収益化もシンプルで簡単です。
自分で好きな値段がつけられるので、読者からの投げ銭やPVに頼る必要がないのは大きなメリットといえます。
しかし、ただ売れば儲かるというものではありません。
全くの初心者だと認知度も低く、簡単にお客さんはつきにくいでしょう。
販売型のサイトは、小説投稿サイト等でお金を稼いだ経験がある方におすすめです。
販売形でお勧めのサイトを2つご紹介します
ココナラ
note
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ココナラ
ココナラ
は自分の得意なスキルや知識、経験をサービスとして販売できるサイトです。
「恋愛小説を書きます」や「あなたの子どもを主人公にした小説を書きます」など、自分の得意なジャンルのスキルを提供している人もいます。
認知度がなくて売れないうちは、低価格で販売して集客をし、リピーターがついたら価格を上げていくという売り方をしている人も。
またココナラには「公開依頼」という制度があります。
依頼者(買い手)が「◯◯の話を書いて欲しい」と依頼をし、販売者(書き手)が依頼に対して提案をするものです。
依頼者と販売者がマッチすれば、取引成立となります。
ココナラ
の手数料は以下の通りです。
1〜5万円 25%
5〜10万円 20%
振込額が3000円未満だと、手数料が60円かかります。
note(ノート)
投げ銭でも収入が得られるとご紹介したnoteですが、書いた作品を「有料note」として販売することも可能です。
販売額は100円〜1万円ですが、noteのプレミアム会員になると5万円まで値段をつけられます。
1話目を無料にして、続きは有料として販売する人もいます。
有料noteにかかる手数料は以下の通りです。
決済手数料(購入者の決済手段による)
クレジットカード決済の場合 売上金額の5%
携帯キャリア決済 売上金額の15%
プラットフォーム利用料 (売上金額ー決済手数料の金額から差し引かれる金額)
有料マガジン・サポート・サークルの場合 10%
定期購読マガジンの場合 20%
振り込み手数料 270円
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まとめ

副業、または本業で小説を書いて収益化できるサイトをご紹介しました。
サイトによって色々な仕組みがあります。
投げ銭を受け取って収益化できるサイト
PVに応じて収益が入るサイト
広告掲載して収益を得るサイト
書籍化を目指すサイト
作品を販売できるサイト
あまり経験がなく、これから小説家として収益を上げていきたいと思っている人は、投げ銭やPVに応じて収益を得られるサイトがおすすめです。
少しずつ実績を積んでいく中で、収益も得られるからです。
すでに小説投稿サイトで作品を書いて活動している人は、書籍化や販売を目指してみるのもいいかもしれません。
収入を得ると、さらに良い作品を書こうというモチベーションにも繋がります。
あなたの書く作品を待っている人がいるかもしれません。
明日から早速収益化を目指して、小説を書いてみませんか?
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