現在、小説家になろうやカクヨムなどを利用して、ネット上に小説を投稿している人はどんどん増えてきています。
そんな中、小説を書き続けていると、何かと文字数や作品数が溜まってきているのではないでしょうか。
今回は、そんなネット小説を電子書籍として売る際の注意点やポイントを解説していきます。
自作ライトノベルは電子書籍で売れる
小説家になろうや、カクヨムのような俗に言うネット小説を投稿し続けていると、何かと作品数や文字数が溜まってきてはいませんか。
案外まだ行っている人は少ないのですが、実はその小説は電子書籍として販売することができるのです。
現在のネット小説業界では、小説が人気になっていくに際して、出版社から連絡が入るようになり、書籍化の話を持ちかけられる。ということが事実行われています。
確かにその場合、出版社に直接作品を持ち込んだり、何か賞をとらなくても書籍化をすることができます。しかし、実際書籍化の声がかかるのは、人気な作品のほんの一握りなのです。
ネット上に小説を上げている人の中で、書籍化を狙って日々小説を書いている人も多いのではないでしょうか。
ですが今の時代、出版社に声がかからなくとも電子書籍として本を出版することは簡単にできるのです。さらに無料で出品することも可能です。
ライトノベルを電子書籍で売ることがおすすめな理由
電子書籍を販売するという行為に際して、おすすめしたい理由が大きく分けて3つあります。一つずつ解説していきます。
自分の小説を形にできる
ネット小説として小説を書きあげた達成感よりも、電子書籍として明確な「小説」を出版するとでは、達成感に格段な違いがあります。
表紙や、挿絵などのイラストを用意し、完全な小説として世に出すことができるのです。
なんとなく暇つぶしで書いていた人も、全力をかけて小説を書いていた人もいると思いますが、ぜひ自分の小説を形にできた達成感を味わってみてください。
完全に無料で出品できる
もし仮に、個人出版として紙の本を自分で出品しようものならば、その費用はとてつもない金額になってしまいます。それこそ100万円から200万、もしくはそれ以上なんてこともざらにあるくらいです。
しかし、電子書籍として個人出版するのであれば、その費用は心配ありません。完全に無料で出品することができるのです。
確かに、紙の本で個人出版をするメリットも存在しています。利益がほぼ全て自分のところに入ってくるという点です。ですが、先ほど言ったように、費用が莫大にかかるというデメリットがとてつもなく大きいのです。
ポイント
更に、電子書籍の個人出版の場合、印税率はおよそ30~50%、多いものだと70%ほどの印税が入ってくることもあります。
その印税率は、商業出版の印税率の平均が5~10%であることからしてみれば、かなり高いものであると間違いなく言えるでしょう。
費用も無料となれば、もはややらない理由がないとも言えるのではないでしょうか。
お小遣い稼ぎになるかも
電子書籍にするという行為はつまり、その小説が商品になるということです。
商品になるということは、もちろん誰かに買われることだってあります。
もし購入されたのであれば、それは自分のお小遣いとして印税が入ってくることになるのです。
しかし、この世の中に非常に多くの電子書籍が存在しているのも事実です。
ポイント
そんな中で「個人で出版して売れるわけがない」と感じることもあるでしょう。
確かに個人出版した電子書籍が、有名人や小説家並みに売れることは極稀で、滅多にないのも事実です。
ですが、電子書籍であれば「無料」で出版できるので、売れなかったとしても大したダメージにはなりません。
そして仮に大きな利益にならなかったとしても、月に1,2万円程度の不労所得になることは、それほど珍しいことではないのです。
イラストは外注しよう!
電子書籍を個人出版するに際して、多くの人が抱えている問題は「イラストをどうしたらいいのか」という問題でしょう。
その問題ですが、有料のイラストを外注することを強くおすすめします。
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イラストを外注するべき理由①:電子書籍としてのクオリティ
普段、よく本を読むという人なのであれば分かると思いますが、本において表紙や挿絵などのイラストはかなり重要な存在になってきます。
そもそも、読者が書籍を手にするときに最初に目に入るのは「表紙」もしくは「タイトル」ではないでしょうか。
さらに電子書籍なのであれば、余計に表紙は重要視されると言えるでしょう。タイトルよりも表紙のほうが表示されている領域は大きいですからね。
つまり、表紙が良いものでなければ、その小説の内容すら見られないということになってしまうのです。
ポイント
小説の内容がどんなに面白いとしても、感動するとしても、表紙が良くなければそもそも誰も手に取ってくれません。
逆に、中身が何であれ表紙さえ良ければ手には取ってもらいやすくなるのです。
電子書籍としてのクオリティを上げる意味でも、イラストには力を入れるべきだと言えるのです。
イラストを外注すべき理由②:大きな出費にはならない
「知り合いにイラストが描ける人がいる」という人は別ですが、もし仮にイラストを外注するのだとしたら、ココナラ やSKIMA(スキマ) 等のスキルシェアサービスを利用することをおすすめします。
スキルシェアサービスとは、簡単に言うならば個人の持っているスキルを売ることのできるサービスのことを指します。
イラストを外注する際におすすめかつ、有名なのがココナラやSKIMAなのです。
スキルシェアサービスを利用すれば、クオリティにもよりますが2000円くらいからでもイラストを制作してくれます。
そして安価だからといって、クオリティが低いというわけでもありません。
ポイント
さらに良いところは、スキルシェアサービスは誰でも簡単に出品することができるので、イラストを出品している人も多く、自分の好きな絵柄を好きなように選択することができるのです。そのため、失敗することが少ないとも言えるのです。
一度有名なココナラ や、SKIMA(スキマ) などの有名なスキルシェアサービスを覗いてみて、どのようなイラストを制作しているのか覗いてみてください。
フリーのイラストはおすすめしない
電子書籍を出版する際のイラストとして、フリーのイラストを使用することも可能です。ですが、正直これはあまりおすすめできません。
理由は簡単で、単に書籍としてのクオリティを下げてしまうからです。
確かに、フリーのイラストであれば、名前の如く無料で使用することができ、なんの出費もなく電子書籍を出版することを完結することができるでしょう。
しかし、フリーのイラストはやはりオリジナリティに欠けるというのも事実です。
ポイント
小説において、ほかの小説と同じようなイメージを持たれてしまうのはかなりの致命傷です。
もっと言えば、全く同じイラストを使用して、全く同じ表紙になってしまった。なんてこともありえてしまうのです。
フリーのイラストの中に、自分好みのイラストが見つかるかどうかも定かではありません。
というより、滅多に見つからないでしょう。
仮にぴったりなイラストを見つけることができたとしても、そのイラストを見つけ出すことにかかった時間を考慮すれば、外注したほうがむしろコスパは良いでしょう。
また、フリーだと思っていたイラストが「実はフリーではなかった」なんてことがあれば、取り返しのつかないことになってしまうことだって考えられます。
極力イラストは外注するようにしましょう。
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出版するのにおすすめの電子書籍サービス
現在は、電子書籍が読める、出版できるサービスがどんどん増えていっています。
それ故に、どんなサービスを使えば良いのかよくわからない。そんな人もいるかと思います。
ライトノベルを出版するのにおすすめのサービスを紹介します。
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おすすめの電子書籍サービス①:Kindle
Kindleとは、主にAmazonが運営している電子書籍サービスです。
電子書籍の界隈では、利用者や出品数がともにずば抜けて人気が高いのです。
作品数は600万を超え、ライトノベルも6万冊以上の作品が出版されています。
「これだけ出版されているなら、誰にも読まれずに埋もれちゃうんじゃないの?」
そう思うかもしれませんが、それをカバーするほどの人気度をKindleは持っているのです。電子書籍といったら「Kindle」といっても過言ではないくらいKindleは知名度が高いのです。
ポイント
Kindleのメリットは、その驚異の知名度と、高い印税率です。
Kindleの知名度はもちろんのこと、Kindleに出品した際の印税率は、業界でも最高峰の70%を選択することができます(値段が250~1,250円の場合)。
迷ったらKindleと言ってもいいでしょう。
おすすめの電子書籍サービス②:BOOK☆WALKER
電子書籍サービスの中で「ライトノベルと言ったら……」として挙がってくるのがこの「BOOK☆WALKER」といえるでしょう。
BOOK☆WALKERは、KADOKAWAが運営をしています。
KADOKAWAとは、誰もが聞いたことがあるくらい有名な出版社で、ライトノベルも多く出版しています。
因みに出版数は85万冊以上と、Kindleと比べるとそれほど多くはありませんが、そんな中でもライトノベルの出版数は3万冊ほど存在し、割合から見るとBOOK☆WALKERがどれだけライトノベルを多く取り扱っているかが分かると思います。
好きなライトノベル作品を背景に設定でき、ライトノベルの出品数も多く、ライトノベルのセールも多く行っていることから、読者からもライトノベル好きなら「BOOK☆WALKER」という印象が根付いています。
BOOK☆WALKERで出版をするメリットは、やはりライトノベルという分野に強いということと、同じく高い印税率です。
ポイント
先程も言ったように、ライトノベルの電子書籍と言ったらBOOK☆WALKERという印象が強く、ライトノベルはかなり読まれやすい傾向にあります。
また、Kindleに比べると少し劣りますが、印税率も50%とかなり高めです。
ぜひ利用してみてください。
おすすめの電子書籍サービス③:楽天Kobo
おすすめの電子書籍サービスで、楽天 koboも外せないサービスの一つだと言えるでしょう。
楽天koboは、楽天の子会社が運営しているサービスで、Kindleに次いで400万冊ほどの作品数が存在しています。ライトノベルも3万5000冊以上が存在しています。
楽天koboの強みは、楽天ポイントを使用することができたり、楽天ポイントが溜まったりと、楽天絡みのメリットが多数あることによって、一定層が根強く存在しているということです。
楽天市場 や、楽天カードなど、今後も利用者が増えていくことを考えても、非常に将来性のある選択肢とも言えるでしょう。
楽天koboを利用して出版するメリットは、その「楽天 」という強みと、同じく高い印税率です。
ポイント
特に、楽天koboの印税率は、Kindleと同じく70%を誇っており、値段も299~10.000円までの範囲であれば選択することができるのです。
つまり、印税の面だけを見るのであれば「Kindle」「BOOK☆WALKER」の中でも、随一の優遇さだと言えるのです。
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SNSや、ブログを活用して宣伝しよう
もし電子書籍を出版するのであれば、それに乗っかるようにSNSや、自分のブログを活用して自分の電子書籍を紹介すると、より読んでもらいやすくなるでしょう。
今やSNSは誰でも利用しているようなツールでもありますし、SNSを利用して同じように電子書籍を出版している人と関わり合うことで、それぞれが拡散し合う関係性を構築することも可能です。
もしもブログを投稿しているのであれば、それを活用して拡散するのも良いですが、まずは手軽にできるSNSからはじめてみましょう。
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まとめ
今回は、ライトノベルを電子書籍として個人出版するときの注意点や、おすすめの出版の仕方等を解説しました。
電子書籍として出版するのであれば、費用もそれほどかかりませんし、運が良ければ不労所得として利益を出し続けることもできるかもしれません。
もしも小説家になろうやカクヨムのような小説投稿サイトで、投稿している小説の作品数や、文字数が溜まってきているのであれば、ぜひ電子書籍として出版してみてはいかかでしょうか。
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