現在、小説家になろうやカクヨムなどを利用して、ネット上に小説を投稿している人はどんどん増えてきています。そんな中、小説を書き続けていると、何かと文字数や作品数が溜まってきているのではないでしょうか。
2025年現在、個人出版市場は年間約600億円規模に成長し、特に電子書籍分野では誰でも簡単に出版できる環境が整っています。Kindle出版だけでも既に14,200人以上の著者が参入し、54.5万冊以上が販売されている巨大市場となっています。今回は、そんなネット小説を電子書籍として売る際の最新情報と成功のポイントを詳しく解説していきます。
自作ライトノベルは電子書籍で売れる
小説家になろうや、カクヨムのような俗に言うネット小説を投稿し続けていると、何かと作品数や文字数が溜まってきてはいませんか。案外まだ行っている人は少ないのですが、実はその小説は電子書籍として販売することができるのです。
現在のネット小説業界では、小説が人気になっていくに際して、出版社から連絡が入るようになり、書籍化の話を持ちかけられるということが事実行われています。確かにその場合、出版社に直接作品を持ち込んだり、何か賞をとらなくても書籍化をすることができます。しかし、実際書籍化の声がかかるのは、人気な作品のほんの一握りなのです。
2025年の電子書籍市場は1兆5,716億円規模となり、前年比1.5%減となったものの、コロナ前の2019年比では1.8%増となっており、安定した市場となっています。
ですが今の時代、出版社に声がかからなくとも電子書籍として本を出版することは簡単にできるのです1。さらに無料で出品することも可能です1。

電子書籍個人出版の印税率比較チャート
ライトノベルを電子書籍で売ることがおすすめな理由
電子書籍を販売するという行為に際して、おすすめしたい理由が大きく分けて3つあります。一つずつ解説していきます。
自分の小説を形にできる
ネット小説として小説を書きあげた達成感よりも、電子書籍として明確な「小説」を出版するとでは、達成感に格段な違いがあります1。表紙や、挿絵などのイラストを用意し、完全な小説として世に出すことができるのです。
なんとなく暇つぶしで書いていた人も、全力をかけて小説を書いていた人もいると思いますが、ぜひ自分の小説を形にできた達成感を味わってみてください1。
完全に無料で出品できる
もし仮に、個人出版として紙の本を自分で出品しようものならば、その費用はとてつもない金額になってしまいます1。それこそ100万円から200万、もしくはそれ以上なんてこともざらにあるくらいです。
しかし、電子書籍として個人出版するのであれば、その費用は心配ありません1。完全に無料で出品することができるのです。
更に、電子書籍の個人出版の場合、印税率はおよそ30~50%、多いものだと70%ほどの印税が入ってくることもあります。その印税率は、商業出版の印税率の平均が5~10%であることからしてみれば、かなり高いものであると間違いなく言えるでしょう。
2025年最新データによると、Kindle出版では最大70%の印税率を実現でき、これは商業出版の7-14倍の収益率となります。
お小遣い稼ぎになるかも
電子書籍にするという行為はつまり、その小説が商品になるということです。商品になるということは、もちろん誰かに買われることだってあります。
もし購入されたのであれば、それは自分のお小遣いとして印税が入ってくることになるのです。
確かに個人出版した電子書籍が、有名人や小説家並みに売れることは極稀で、滅多にないのも事実です。ですが、電子書籍であれば「無料」で出版できるので、売れなかったとしても大したダメージにはなりません。
そして仮に大きな利益にならなかったとしても、月に1,2万円程度の不労所得になることは、それほど珍しいことではないのです。
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イラストは外注しよう!2025年最新動向
電子書籍を個人出版するに際して、多くの人が抱えている問題は「イラストをどうしたらいいのか」という問題でしょう。その問題ですが、有料のイラストを外注することを強くおすすめします。
| サービス | SNSアイコン相場 | 全身イラスト相場 | 手数料 | 2025年の動向 |
|---|---|---|---|---|
| ココナラ | 1,000円〜5,000円 | 10,000円〜20,000円 | 27.5% | 企業利用増加、AI機能追加 |
| SKIMA | 2,000円〜5,000円 | 5,000円〜15,000円 | 11%〜22% | VTuber需要急増、収益性向上 |
| クラウドワークス | 3,000円〜8,000円 | 15,000円〜30,000円 | 5%〜20% | 企業案件中心、高単価 |
| ランサーズ | 3,000円〜10,000円 | 20,000円〜40,000円 | 5%〜20% | スカウト制度、品質重視 |
イラストを外注するべき理由①:電子書籍としてのクオリティ
普段、よく本を読むという人なのであれば分かると思いますが、本において表紙や挿絵などのイラストはかなり重要な存在になってきます。そもそも、読者が書籍を手にするときに最初に目に入るのは「表紙」もしくは「タイトル」ではないでしょうか。
さらに電子書籍なのであれば、余計に表紙は重要視されると言えるでしょう1。タイトルよりも表紙のほうが表示されている領域は大きいですからね1。
つまり、表紙が良いものでなければ、その小説の内容すら見られないということになってしまうのです1。小説の内容がどんなに面白いとしても、感動するとしても、表紙が良くなければそもそも誰も手に取ってくれません。
イラストを外注すべき理由②:大きな出費にはならない
2025年現在のイラスト外注相場は以下の通りです:
ココナラでの外注相場:
- SNSアイコン:1,000円〜5,000円
- 表紙イラスト:10,000円〜20,000円
- 手数料:27.5%(実質収入は72.5%)
SKIMAでの外注相場:
- SNSアイコン:2,000円〜5,000円
- 全身イラスト:5,000円〜15,000円
- 手数料:11%〜22%(高額案件ほど低い)
スキルシェアサービスを利用すれば、クオリティにもよりますが2,000円くらいからでもイラストを制作してくれます。そして安価だからといって、クオリティが低いというわけでもありません。
2025年の新たなトレンドとして、AI活用のハイブリッド制作も注目されています。AI生成イラストとプロの手直しを組み合わせることで、コストを抑えながら高品質なイラストを入手できるサービスも登場しています。
フリーのイラストはおすすめしない
電子書籍を出版する際のイラストとして、フリーのイラストを使用することも可能です。ですが、正直これはあまりおすすめできません1。
理由は簡単で、単に書籍としてのクオリティを下げてしまうからです。確かに、フリーのイラストであれば、名前の如く無料で使用することができ、なんの出費もなく電子書籍を出版することを完結することができるでしょう。
しかし、フリーのイラストはやはりオリジナリティに欠けるというのも事実です。小説において、ほかの小説と同じようなイメージを持たれてしまうのはかなりの致命傷です。
出版するのにおすすめの電子書籍サービス2025年版
現在は、電子書籍が読める、出版できるサービスがどんどん増えていっています。それ故に、どんなサービスを使えば良いのかよくわからない。そんな人もいるかと思います。
| プラットフォーム | 印税率 | 初期費用 | 特徴 | 2025年の新機能・動向 |
|---|---|---|---|---|
| Kindle(KDP) | 35%〜70% | 無料 | 世界最大級の流通網 | AIアシスト機能、グローバル展開強化 |
| BOOK☆WALKER | 50% | 無料 | ライトノベル特化 | ドワンゴ合併、新機能追加予定 |
| 楽天Kobo | 45%〜70% | 無料 | 楽天ポイント連携 | AI翻訳サービス強化 |
| パブファンセルフ | 無料(POD販売) | 無料 | 紙・電子両対応 | 14,200人が利用、54.5万冊販売 |
おすすめの電子書籍サービス①:Kindle(2025年最新動向)
Kindleとは、主にAmazonが運営している電子書籍サービスです。電子書籍の界隈では、利用者や出品数がともにずば抜けて人気が高いのです。作品数は600万を超え、ライトノベルも6万冊以上の作品が出版されています。
2025年のKinde出版の大きな変化:
- AI翻訳機能の強化により、グローバル展開が容易に
- 印税率最大70%(価格条件:200円〜9,999円)
- mobiファイル廃止(2025年3月より)、EPUB形式推奨
- ハイブリッド出版(文字+漫画形式)の成長
Kindleのメリットは、その驚異の知名度と、高い印税率です。Kindleの知名度はもちろんのこと、Kindleに出品した際の印税率は、業界でも最高峰の70%を選択することができます(値段が200~9,999円の場合)。
おすすめの電子書籍サービス②:BOOK☆WALKER(2025年最新動向)
電子書籍サービスの中で「ライトノベルと言ったら……」として挙がってくるのがこの「BOOK☆WALKER」といえるでしょう1。
2025年の重要な変化:
- ドワンゴとの合併(2025年4月1日)により、運営体制が強化
- 同人誌・個人出版部門がランキングに新設
- ライトノベル特化の強みを活かした新機能追加予定
BOOK☆WALKERで出版をするメリットは、やはりライトノベルという分野に強いということと、同じく高い印税率です。印税率も50%とかなり高めです。
おすすめの電子書籍サービス③:楽天Kobo(2025年最新情報)
楽天koboも外せないサービスの一つだと言えるでしょう1。楽天koboは、楽天の子会社が運営しているサービスで、Kindleに次いで400万冊ほどの作品数が存在しています。
2025年の楽天Koboの特徴:
- 印税率45%〜70%(299円以上なら70%)
- AI翻訳サービス強化により多言語展開が容易に
- 楽天ポイント連携で独自の顧客基盤を活用可能
- EPUB3フォーマット対応で高品質な電子書籍制作が可能
特に、楽天koboの印税率は、Kindleと同じく70%を誇っており、値段も299~10,000円までの範囲であれば選択することができるのです117。
新しい選択肢:パブファンセルフ
2025年注目の新サービスとして、パブファンセルフが急成長しています。
パブファンセルフの特徴:
- 利用料完全無料でAmazonや楽天ブックスで販売可能
- 紙の本(POD)と電子書籍の両方に対応
- 既に14,200人の著者が利用、総販売数54.5万冊の実
- 1冊から印刷・製本可能でリスクなし
2025年のトレンド:AIと個人出版の融合
2025年の個人出版業界で最も注目すべきトレンドは、AI技術の活用です。
AI活用の最新動向
Kindle出版でのAI活用:
- ChatGPTを使ったテキスト生成と編集
- AI画像生成による表紙・挿絵制作
- AI翻訳による多言語展開
市場への影響:
- 制作コストの大幅削減(従来の30-50%程度に)
- 制作時間の短縮(数ヶ月→数週間)
- 参入障壁の低下により新規作家が急増13
成功事例とデータ
2025年のKindle出版成功データ:
- 副業として月3万円以上稼ぐ作家が増加
- AI活用により未経験者でも高品質な作品制作が可能
- ハイブリッド出版(文字+ビジュアル)が市場をリード
SNSや、ブログを活用して宣伝しよう
もし電子書籍を出版するのであれば、それに乗っかるようにSNSや、自分のブログを活用して自分の電子書籍を紹介すると、より読んでもらいやすくなるでしょう1。
今やSNSは誰でも利用しているようなツールでもありますし、SNSを利用して同じように電子書籍を出版している人と関わり合うことで、それぞれが拡散し合う関係性を構築することも可能です1。
2025年のSNSマーケティング戦略:
- X(Twitter)での定期的な執筆進捗報告
- TikTokでの短編コンテンツ投稿
- Instagramでの世界観ビジュアル投稿
- YouTubeでの制作過程動画公開
もしもブログを投稿しているのであれば、それを活用して拡散するのも良いですが、まずは手軽にできるSNSからはじめてみましょう。
2025年の市場予測と将来性
個人出版市場の成長予測:
自己出版サービス市場は2024年の278.49百万米ドルから、2025年には297.15百万米ドル、2033年までに338.30百万米ドルに成長すると予測されています。年平均成長率(CAGR)は6.7%となっており、安定した成長が期待されています。
成長を支える要因:
- 技術の進歩によるコンテンツ制作の簡易化
- 多様な声への需要増加
- グローバル展開の容易化
まとめ
今回は、ライトノベルを電子書籍として個人出版するときの最新情報と成功戦略を解説しました。
2025年の個人出版の重要ポイント:
- 電子書籍として出版するのであれば、費用もかからず、運が良ければ不労所得として利益を出し続けることもできる1
- AI技術の活用により、制作コストと時間を大幅削減可能
- 印税率最大70%という高い収益性
- イラスト外注相場が明確化され、品質の高い表紙を手頃な価格で入手可能
- 複数プラットフォームでの同時展開が基本戦略となっている
もしも小説家になろうやカクヨムのような小説投稿サイトで、投稿している小説の作品数や、文字数が溜まってきているのであれば、ぜひ電子書籍として出版してみてはいかかでしょうか。
2025年は個人出版の黄金期と言えるほど、環境が整っています。技術の進歩により参入障壁が下がり、高い印税率により収益性も向上しています。この機会を活用して、あなたの作品を世界に届けてみませんか。
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