
最近、画像や文章、音楽など各ジャンルで生成AIが話題となっていますが、小説に特化したAIがいることをご存じですか?
AIに感情や情緒を込めた小説が書けるのか···
いえいえ、なんと小説AIを使った作品は今や大手文学賞などで入賞し始めているのです!
今回はそんな小説AIの中でも手軽で使いやすい、「AIのべりすと」についてご紹介します!
AIのべりすととは何か?

AIのべりすとは、文章生成AIの中でも小説·物語の作成に特化したAIです。
他にもたくさん文章生成AIが台頭している中、AIのべりすとを使うメリットは何でしょうか。
AIのべりすとの特徴を紹介します!
AIのべりすとの特徴と利点
AIのべりすとは、「日本発」の文章生成AIであることが大きな強み。
他の文章生成AIは海外で開発されたものも多いため、使ってみると時々日本語に違和感を感じることがあります。
日本語で指示を出しても上手く伝わらず思い通りの仕上がりにならなかったり、表現が硬くなってしまったり。
AIのべりすとは日本語をベースに教育されたAIなので、文法だけでなく日本語独特の表現や話し言葉なども自然に表現してくれます。
AIが小説を自動生成する仕組み

AIのべりすとはどうやって小説と小説でない文章を作り分けるのでしょう?
胸アツな展開や涙ぐましいシーンなど、AIに理解できるのでしょうか?
その仕組みは、AIに学習させた無数の小説にあります。
AIのべりすとは何百万冊もの文庫本から、主人公の名前、設定、展開を学習し、それらを組み合わせて小説を作っているのです。
既にある小説から組み合わせて作っているなんて、ありきたりな展開の小説が生まれてしまいそうな気もしますが、膨大なデータ量からオリジナリティーの高い小説を生み出すことができます。
ポイント
もし自分が何百万冊もの小説や文献を読んで勉強しようと思ったら、一生かかっても読み切れませんし、読んだことも忘れてしまい組み合わせるどころではないでしょう。
人間の限界を超えた量の情報を一瞬で学習でき、忘れることなくその知識のすべてを使えるのがAIのべりすとの大きな強みだと言えます。
AIのべりすとの使い方と注意点
AIのべりすとは、無料で利用することもできますが、認識できるストーリーの文字数や一度に出力できる文字数が少ないため、長い文章を書く機会が多い人は有料会員登録がおすすめです。
認識できる文字数が少ないと、AIのべりすとは自分の作ったストーリーを忘れてしまうのでストーリーの整合性が合わなくなってしまう可能性があります。
慣れるまでは設定の仕方などが難しいかもしれませんので、「デフォルト」モードで使うのが良いでしょう。
書き出しの文章だけ書けば、あなたの文体に似せて続きを書いてくれます。
ポイント
その他、セリフの比率を多くする「セリフ」モードや地の文を多くする「ナラティブ」モードなどが利用できます。
AIのべりすとに忘れてほしくない情報がある場合は「メモリ」に記憶しておきましょう。
その他、細かい設定は「脚注」や「キャラクターブック」などの機能を利用すると、場面ごとの状況を踏まえてAIのべりすとに文章を作ってもらうことができます。
AIのべりすとをビジネスに活用する方法

AIのべりすとで出来上がった小説をビジネスに使うにはどうすればよいでしょうか?
そもそも商用利用は可能?
ビジネスでの利用例や利益を得るコツを紹介します。
商用利用の可否と条件
AIのべりすとは無料会員、有料会員に関わらずすべての会員ランクで作った作品を商用利用することが可能です。
AIのべりすとを使った小説で著作権問題になったりすることは現時点ではありません。
ただし、AIが制作した作品の著作権が誰に属するのかははっきりと定義した法律がないため、グレーであるという認識はしておいた方がよいでしょう。
将来的にも著作権問題になりにくい利用の仕方は次のようなものが考えられます。
- AIのべりすとが書いたシナリオをもとに、マンガ制作や演劇をする
- 執筆中の小説·シナリオの続きが浮かばないので続きのアイデアをAIに頼む
AIの作った小説をそのままコピペしただけの小説では、最初の設定こそ自分でしていたとしてもあなたのオリジナリティーが薄れてしまいます。
AIを参考にするだけならいつの世でも堂々と自分の著作権を主張できるので、AIと協力して独創性の高い作品を作ってください。
クリエイティブな作品を生み出すコツ
AIのべりすとの操作に慣れてきたら少しずつAIに細かい指示(プロンプト)を出すようにしましょう。
キャラクターブックや脚注機能を利用すれば、登場人物の細かい設定や、場面ごとに「この章は〇〇目線で書く」などの設定も可能です。
AIが書いた作品でも、あなたがどれだけテコ入れしているかでオリジナリティーはだいぶ変わってきます。
ポイント
AIのべりすとは使い方次第であなたという小説家のアシスタント、あるいはあなたという出版社専属の作家になります。
AIに任せきりだと立場が逆転してしまうので、あなたがが優位に立つようにAIに適格な指示を出しましょう!
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AIのべりすとで書いた小説の公開方法

AIのべりすとで書いた小説は、どこで公開し他者に読んでもらえるのでしょうか?
考えられるパターンは3つ。
ポイント
- 小説投稿サイトに投稿する
- 本として出版する
- 文学賞などに応募する
文学賞への応募の場合、AIを使った作品が応募作品として認められるかどうかは主催者によって異なりますので、応募前によく確認しましょう。
「星新一文学賞」はAIを使った作品を受け付けており、受賞作品が出てきていることでも話題になっています。
個人小説家の小説の一般公開はオンライン上で行うのが現実的だと思うので、ここからは自作小説をオンラインで公開できるプラットフォームを紹介します。
オンラインで公開するプラットフォームの選び方
個人小説家が人々に自作小説を読んでもらうには、以下のようなオンライン上のサービスを利用するのが最も効果的な方法です。
昔は出版社に売り込んで認めてもらえなかったら人目に触れることすら難しかった時代ですが、今はオンライン上であれば誰でも気軽に小説を公開したり、本を出版したりすることができるので便利ですね。
小説投稿サイトに投稿する
小説投稿サイトは、出版社などが運営しているサイトで誰でも簡単に自作小説を投稿することができます。
ポイント
どのサイトに投稿してもよいのですが、大手出版社が運営しているサイトで人気が出れば出版の話が来ることも考えられますし、サイトによって人気のジャンルが異なるため、自分の小説ジャンルに合ったサイトを選ぶと良いでしょう。
Kindle出版で電子書籍を販売する
Amazonが提供している電子書籍サービス、Kindleでは誰でも無料で電子書籍を出版することができます。
出版にあたり審査はありますが、コピー作品でもなければ審査はそれほど厳しくはないようです。
出版は無料でできる代わりに、販売価格に対し35%または70%のロイヤリティーを払う必要がありますが、電子書籍ならば在庫を抱える必要もなく、売れなければ払う必要のないお金なので心配いりません。
ポイント
70%のロイヤリティーを払うと読み放題サービスや1冊無料プレゼントの対象となり、ダウンロードされる度に収益が入るのでかえってその方が販促につながりメリットが大きいようです。
読者の反応や評価を得る方法
AIのべりすとを使った小説で読者の反応を得るには、まず作品概要を紹介する欄には必ずAIを利用して小説を作っている旨を記載しましょう。
「AIを使った小説ってどんなものだろう?」とそれだけで興味を持って読んでくれる可能性もあります。
作者としてはAI作品という理由で興味を持ってくれても嬉しくはないかもしれません。
純粋に小説の中身に興味を持ってほしいですよね。
だからといってあたかも全部自分で作った作品かのように紹介するのはNG。
後々バレたら炎上、または著作権問題に発展する可能性もあります。
ポイント
読者の興味を引くには小説の表紙も重要です。
登場人物のビジュアルも読者の想像を掻き立てる要素なので、表紙を作った方がより読者を惹きつけることができるでしょう。
「イラストなんて描けないよ!」という方も大丈夫。
AIのべりすとには画像生成機能も搭載されているので、小説の表紙もぜひAIのべりすとでも作ってみてください。
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AIのべりすとを使って小説家になろう!

AIのべりすとは英語ベースの文章生成AIが多い中で数少ない日本語に特化したAI。
多くの小説から登場人物の名前や設定、展開などを学んだ上で、「こんな場面ならば登場人物はこんな気持ちになる」というデータまで学習しているので、感情表現豊かな小説を書くこともできます。
AIのべりすとなら無料会員から商用利用も可能なので、AI小説を書いたら、ぜひ小説投稿サイトやKindle出版にチャレンジしてみてください。
後々著作権問題にならないよう、自分のオリジナリティーをふんだんに盛り込むようにしましょう。
AIのべりすとを利用すればあなたの執筆スピードが格段に上がり、展開に悩んだら知恵を借りることもできます。AIと協力してあなたのオリジナル小説をたくさん作って公開しましょう!
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