
「イラストを描くのが得意なんだけど、イラストでお金が稼げる方法、ないかな?」
イラスト制作やデザインの仕事は副業界隈でも需要が高く、お金を稼ぎやすいジャンルです。
イラストでお金を稼いでいる人の多くはクラウドソーシングなどで依頼主からのリクエストに応えてイラストを描くことで収入を得ているひとが多いでしょう。
一方で、近年はYouTubeなどで動画コンテンツを配信して収益を得ている人も多いですよね。
動画コンテンツの配信は、一度収益化できればその動画が再生され続ける限り収入を得ることができるため、効率良く稼ぐことができます。
では、イラストが得意な人がYouTubeを活用して稼ぐにはどんな方法があるでしょうか?
そこで今回は、イラストが得意な人がYouTubeの動画配信を利用して収益を上げる方法を紹介します!
YouTube収益化のメリット

まず動画配信を始める前に、YouTubeを使って収益化を目指すメリットについて考えてみましょう。
収益化方法の多様性が高い
YouTubeでは、広告収入、スーパーチャット、アフィリエイトなど、様々な収益化方法があります。
それぞれ収益化のハードルや単価が異なるため、うまく組み合わせることで高い収益を得られるかもしれません。
収入のストック性が高い
ストック性とは、一度作品を作ったらその作品で何度でも収益を得ることができることを言います。
例えば、リクエストに応えてイラストを描くことは、世界に1つのオリジナルのイラストを作ることなので単価は高くすることができますが、同じ絵を他者に売ることができません。
しかし、自分のオリジナルで描いた絵を自分のサイトで公開またはダウンロード販売すれば、1枚の絵で広告収入や利用料を何度も得ることが可能です。
YouTube動画にも同じことが言えるので、収益化さえうまくいけば、一度作った動画が何度でもお金を稼いでくれます。
自分のイラストをたくさんの人に見てもらえる
YouTubeなどの動画コンテンツはここ数年で人気が急上昇し、未だその勢いは衰えることを知りません。
世界中多くの人が動画コンテンツを見ているので、あなたのイラストもたくさんの人に見てもらうことができるのです。
動画そのものの収益はもちろん、知名度が上がることでクラウドソーシングなどを通じたイラスト制作依頼も増え、収益を上げることができるでしょう。
YouTubeにはコメントやライブ配信の機能もあるので、ファンが増えてきたらファンとの交流を深めることもできます。
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YouTube収益化のデメリット

では、YouTubeで収益化する上でデメリットとなることは何かあるのでしょうか。
収益化までに時間がかかる
動画を配信したからといって、すぐに多くの人が見てくれる、というわけにはいきません。
YouTubeは人気の動画配信コンテンツのため、ライバルも多いので新参者のコンテンツはすぐに埋もれてしまいます。
収益化につながるまで、多くの動画を配信し、気長に少しずつ自分のチャンネルのファンを増やしていきましょう。
悪意のあるコメントを受ける可能性がある
YouTubeにはコメント機能があります。
自分の作品に関する率直なコメントは制作者として嬉しいですし、厳しい意見もある意味、時間を使ってわざわざ改善点を指摘してくれているのですから、優しさと言えるでしょう。
注意
しかし、中には優しさとは程遠い言葉を投げかけてくる人もいます。
炎上のリスクもあるので配信内容にもかなり気を使わなければなりません。
その点はしっかり心の準備をしておきましょう。
動画編集の手間とコスト
動画配信をするには、動画編集のスキルも習得しなければなりません。
動画撮影・編集を本格的にするなら、ハイスペックな機材やPC、ソフトが必要になるため初期コストもそれなりにかかります。
動画制作はそれだけでも大仕事なので、本分であるイラスト制作にかける時間がなくなってしまっては本末転倒ですね。
初めのうちは、簡易的にスマホで撮影・編集した動画で様子を見ても良いでしょう。
ポイント
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自分で描いたイラストをYouTubeで収益化するには?アイデア例を紹介

では、自分のイラストをYouTubeにどう利用したら収益化することができるのでしょうか?
実際に行われているYouTubeの利用例を紹介しますので参考にしてみてください。
収益化のアイデアとしては大きく2つに分類できます。
アイデア1:イラストの制作過程やイラストを作品として公開する
動画を自分の描いたイラストで彩り、動画そのものを作品として公開する方法。
例えば、こんな動画が作れます。
- アニメーション動画:自分の描いたイラストで短編アニメーション作る
- スライドショー動画:自分の描いたイラストをBGM付きで公開する
- スピードペイント動画:音楽に合わせてイラストを描く
アフィリエイトやライブ配信をしない方法なので、再生回数に応じた広告収入がメインになるでしょう。
知名度が上がればクラウドソーシング等の仕事の依頼が増える可能性があるので、宣伝にもなります。
イラスト素材販売サイトやオリジナルグッズ販売サイトを運営している場合も、合わせてサイト名やリンクを紹介することで集客アップが狙えるでしょう。
ポイント
動画の再生回数は実績としてプロフィールに書くこともできます。
自分自身が出演して何かを話す必要はほとんどないので、ハードルは低く、始めやすいと思います。
ハードルが低い分ライバルも多く、収益は再生回数次第です。
アイデア2:YouTubeで自分のイラストに関する講座を開く
自分のイラスト制作のスキルを伝授することによって収益を伸ばす方法です。
例えば、
- イラストメイキング動画:自分のイラスト制作過程を動画で紹介
- イラスト講座: イラストの基礎知識や技法を解説
- ライブ配信:生配信でのファンとの対話やイラスト講座を行う
クラウドソーシングでイラスト制作やイラスト講座の依頼を受けている場合は、宣伝になって集客アップを狙えます。
また、動画で使っているイラスト制作のツールやソフトを紹介することで、販売額に応じてアフィリエイト報酬を得ることも可能です。
1件あたりの報酬は広告収入よりアフィリエイトの方が高いので、報酬獲得のハードルは上がるものの、広告収入と組み合わせて収益アップを狙えます。
ポイント
YouTubeのライブ配信では、スーパーチャットと呼ばれるいわゆる「投げ銭」機能があるため、視聴者のタメになる配信、楽しめる配信を行うとお礼としてお金をプレゼントされることがあります。
1回最大50000円まで送ることができるので、うまくいけば大きな収入源になるかもしれません。
動画のファンが増えてきたらぜひチャレンジしてみましょう。
他のライバルとの差別化をしよう
YouTubeのような動画配信コンテンツはここ数年人気があり、しばらくはこの人気も続くと思われるので、再生回数さえ稼げればまとまった収入が安定して稼げるでしょう。
しかし、人気のプラットフォームはライバルも多いので、再生回数を稼ぐにはライバルとの差別化が必要です。
イラストでお金を稼ごうとしている人は、当たり前ですがみんな絵が上手い人たち。
実力だけで差をつけるには、かなりの実力者でなければなりません。
だからこそ、アイデアやサービスの良さで差別化を図る工夫が必要です。
ポイント
ここで紹介したYouTubeでの収益化アイデア例は、すでにある程度やっている人がいると思われるので、
ここで紹介した以外の画期的なアイデアで勝負するか、既存のアイデアに更に何かプラスして他とは違う味を加えると再生回数を稼ぎやすくなるでしょう。
プラス要素とは、例えば動画に何らかの形で自分が出演するのであれば、キャラクター作り。
心地良く視聴できる人の良さを出すのか、インパクトの強い毒舌キャラクターでいくのか。
毒舌キャラクターは一歩間違えると嫌われたり炎上したりのリスクがあるので、人を惹きつけるカリスマ性が必要になると思いますが、例えばひろゆきさんの人気を考えればイメージしやすいですよね。
他にも、
- ゲーム要素を加えて楽しくイラスト制作が学べる
- ファンとコミュニケーションが取れるライブ配信が多く近しい存在として親しみやすい
- オリジナルのBGMがすごく良くて癒される
など様々な差別化要素があります。
差別化と言ってもあまり難しく考えすぎず、自分のブランドの方向性を決めてみてくださいね。
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自分のイラストをYouTubeで広め、収益化を目指そう!

無名のイラストレーターが依頼を獲得するには口コミで名前や評判を広めていかなければなりません。
初めのうちは安い単価でたくさんイラストを描かないと稼げず、効率が悪いのでどんどん自分がしんどくなってしまいますよね。
YouTubeを利用すれば、動画が再生されるだけでも報酬が得られるのに加えて、自分のサービスの宣伝にもなるので集客アップが狙えます。
知名度が上がって、お客さんがたくさん来るようになれば単価を上げることもできるのでより効率良く稼げるようになりますよ!
イラスト制作や講座の仕事とYouTubeは相互に高め合うことができるので、収益を上げたいなら早い段階から組み合わせて両方育てていくのがおすすめです。
ぜひ、YouTubeを積極的に活用して、イラスト制作の仕事の収益を上げていきましょう!
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