仕事のときはもちろん、毎日の生活の中で頭の中をうまく整理できないということで悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
いいアイデアを思い付いたのに気づいたら別のことを考えていて肝心のアイデアを忘れてしまうといったこともあるでしょうし、何をするのにも情報量が多すぎて頭の中で処理ができないということもあるでしょう。
そういった方にこそおすすめしたいのがマインドマップです。ここでは、マインドマップについてご紹介していきたいと思います。
そもそもマインドマップとは?
最近では、いろいろなものにおいて「見える化」というものが進んでいます。
実際に電力などでも自宅でどれだけの電気を使っているのかを見える化するサービスといったものも登場しています。
見える化というのは言ってしまえば目で見てわかりやすい形にすることなのですが、マインドマップというのはまさに頭の中を見える化するための作業です。
マインドマップというのは何もつい最近できたというものではありません。
というのも、イギリス人教育者のトニー・ブザンが40年以上前に考案したものなのです。トニー・ブザンが提唱している思考・発想法のひとつになります。
正確には、頭の中で起こっていることを目に見えるようにした思考ツールのことを指します。日本でもマインドマップの関連書籍はかなり増えてきているようです。
ポイント
一般的にも悩みなどがあるときには、一度それを紙に書き出すといいと言われています。
そうすることによって、自分の悩んでいることや考えていることを見える化することができます。
そうすると、自分の頭の中を客観的に見ることができますし、それによって頭の中も整理されるのです。そのためのツールがマインドマップなのです。
マインドマップのやり方とは?
では、具体的にマインドマップのやり方というのはどのようなものなのでしょうか?
まずは、真っ白な紙を用意します。縦線や横線の入っていない真っ白な紙であることが大切です。
いろいろ書きこんでいくことを考慮して大きめのものであるとなおいいでしょう。基本的にマインドマップは横に広げていくものでもありますので、横に広い紙であるといいかもしれません。
次に、紙の真ん中にテーマを書いていきます。
悩んでいることであれば、それを書いてもOKです。基本的に細かく書いていくのではなく、端的に書くようにしましょう。
ポイント
例えば、人間関係に悩んでいるのであれば「人間関係がつらい」といった形で大丈夫です。
真ん中にテーマを書いたら、そのテーマから枝を伸ばして思い浮かんだことを短い単語で書いていくようにしましょう。
そこからはどんどんキーワードを広げていきます。まさに木が枝を伸ばして葉をつけていくかのように広げていくのです。
基本的には頭の中にあるものをアウトプットしていくことになりますので、書き込んでいけばいくほど頭がすっきりしていくかと思います。
頭がすっきりしてきたかなと感じたら、改めて全体を眺めてみましょう。 全体を眺めてみると、それぞれが別の場所にあっても関連のありそうなキーワードが見つかるかと思います。今度はそういったものをつないでいくと、問題解決のヒントになったり糸口になったりするはずです。
マインドマップはどう役立つ?
思っている以上に簡単なマインドマップなのですが、具体的にはどのようなシーンで役立つのでしょうか?
マインドマップは何気ない悩みを解決するのにも役立ってくれますし、単純に頭の中を整理したいというときにも役立ってくれるのですが、それ以外で考えられるシーンについてご紹介していきたいと思います。
まずは、アイデアが求められるシーンです。
ポイント
もともとアイデアが次から次へとポンポン出てくる方もいれば、その逆という方もいるでしょう。アイデアを考えるのが苦手という方でもマインドマップであれば、自分の頭の中からほぼ確実にアイデアを生み出すことができるのです。
また、自己分析にも大いに役立ってくれるものです。
就職活動や転職活動といったシーンはもちろん、自己分析というのは人生において欠かすことのできないものです。
「自分のことは自分が一番よくわかっている」という方も多いでしょうが、実際には客観的に見られておらず本当の意味では理解していないものです。
マインドマップであれば自分を客観的に見ることができますし、本当の意味で理解を深めていくことができるのです。
就活や転職などの勝負所で役立つのはもちろん、マインドマップによって人生をよりよく生きていくことができるでしょう。