最近ではスマートフォンやタブレット、パソコンやテレビゲーム・携帯ゲーム機などたくさんのゲームが発表され、人気を博しています。
数年前、数十年前では、想像もできなかった技術が惜しみなく利用され、ひと昔前のアナログ形式のゲームの人気を超すまでに成長しています。
そんな中で、最近は「大人でも楽しめるボードゲーム」がひそかに流行しています。
ボードゲームといえば、アナログゲームの代表格ともいえる、今もなお一定層に爆発的な人気があるジャンルです。
ゲームといえば、子供が遊んでいるイメージですが、現在では「大人も」楽しむことができるボードゲームも発売されています。
今回は「大人でも楽しめるボードゲーム」というテーマで、商品の紹介などを通して魅力をお伝えしていきます!
大人がボードゲームをする魅力とは?
では、なぜボードゲームは大人でも楽しむことができるのでしょうか?
理由は、対面してゲームを行っていることにあります。
ボードゲームはスマホゲームやテレビゲームとは異なり、人と向き合いながら行うことが一番の特徴です。
デジタルゲームでは、画面内の主人公を通して人と人がやり取りを行いますし、インターネットがあれば、その場にいなくても通信を行うことができます。
そのため、ゲームの内容以外の会話が起こることはあまりなく、ゲームが終わればさよならという傾向が強いのです。
一方ボードゲームではゲームの内容以外のコミュニケーションはほぼ必須であり、自然と日常会話へと展開することができるのです。
一種のコミュニケーションツールとしても非常に有効であるほか、家族や友人・恋人とのコミュニケーションUPにも効果的なのです。
子供向けのボードゲームでは簡単なものが多いですが、大人向けのボードゲームでは難易度が高く、難解な物も存在します。
相手の表情を観察したり駆け引きをしたりする面白さがあるのも、大人向けボードゲームの特徴なのです。
ポイント
一般的にボードゲームと聞くと、オセロやすごろく・人生ゲーム等を思い浮かべる方も多いですが、大人向けになるとバリエーションがさらに増え、多岐に及びます。
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ボードゲームをするための所要時間は?
大人の皆さんで毎日家にいる方は少ないでしょうし、家での時間もたくさん取れるとは限らないのが現状のはずです。
ボードゲームには所要時間が表記されている商品も多く、20分以下で楽しめる軽い物から、家族や友人とじっくり楽しむことができ、40分以上もかかるボードゲームまで、幅広いラインナップがあります。
行う場所や環境、人間関係に合わせてゲームを選択することができるのも魅力ですね。
早く決着をつけたい短気な人には、1回に時間がかからないものを選ぶなど工夫をすることもできます。
大人向けのオススメボードゲーム
それではここからは大人向けのオススメボードゲームを紹介していきます。
聞いたことのあるものから、初めて聞く名前の物まで、たくさんのボードゲームを紹介しますので、ぜひお気に入りを見つけて下さいね。
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①CATAN(カタン)
CATAN(カタン)は世界で3000万個以上も販売されている人気ボードゲームです。
日本ではまだあまり知られていないボードゲームのため、聞いたことがある方は少ないかもしれません。
CATAN(カタン)はプレイ時間60分を超えることもある、重量級のボードゲームです。
遊び方動画が無料公開されているので、初めての人がいても安心してゲームを始めることができますし、全員初めてでも間違いなく楽しむことができます。
「ドイツ年間ボードゲーム大賞」に輝いたこともある、ボードゲームで、日本では「カタン日本選手権」も開催されています。
カタンというのはゲームに登場する無人島の名前のことで、無人島でどれだけ多くの陣地を獲得することができるのかを競うゲームです。
陣地を獲得するには様々な建造物を建てる必要があり、建造物を建てるための資源を他のプレイヤーと譲り合うことができます。
お互い「Win-Win」の関係を築きながら自分が勝つための戦略を考える、非常に深いボードゲームとなっています。
特徴として、毎回マップが変わることがあります。
タイルを並び替えることにより、毎回違うマップで遊ぶことができます。
従来のボードゲームで起こりがちな、「この後何が起こるか知っている」を避けることができ、全員が毎回新鮮な気持ちでゲームに参加できるのは、子供より賢い大人にとって大きなメリットとなります。
ポイント
CATAN(カタン)で遊ぶ際には必ずコミュニケーションが必要になるので、大人数で遊ぶことで楽しさも倍増します。
プレイヤー数は3~4人ですが、2人で遊ぶ方法も公式サイトで公開されており、6人まで遊ぶことのできる拡張版も発売されています。
価格は4000円前後です。大人が60分を何セットも遊べると考えたら、安い金額かもしれませんね。
②Blocks(ブロックス)
Blocks(ブロックス)は現代版の陣取りゲームのようなボードゲームです。
囲碁を簡単にしたようなルールで、様々な形のブロックを駆使して、陣地を獲得していきます。
公式でも「ルールは1分で覚えられる!」と紹介しているほどルールは簡単で、ブロックの角と角がつながるようにパーツをはめていき、囲むことができれば陣地になります。
ルールが非常にシンプルなので、初心者の方でもすぐに参加することができます。
Blocks(ブロックス)にはいくつかのバリエーションがあり、正方形の上で戦う「ベーシック」、6角形の上で戦う「トライゴン」、通常の4人版ではなく2人で遊べる「デュオ」、一人でも楽しむことができる「パズル」の4つがあります。
それぞれでカラーや価格は異なっているので、行うシチュエーションによって使い分けることも可能です。
価格は、「ベーシック」が2800円、「トライゴン」が 3200円、「デュオ」が2400円、「パズル」が2200円となっています。
ポイント
「ベーシック」や「トライゴン」も2人で遊ぶことができるので、迷ったら「ベーシック」や「トライゴン」を購入するのがおすすめです。
「トライゴン」の方が6角形になるので難易度は少し上がっています。
いずれもルールが簡単なため、大人同士だけではなく子供と一緒に遊ぶことができるのも魅力の一つです。
③MONOPOLY(モノポリー)
MONOPOLY(モノポリー)はドラマなどでよく見る定番の大人向けボードゲームです。
投資をしながら資産を増やしていくゲームで、可愛らしい見た目とは裏腹にかなりの戦略ゲームとなっています。
「チャンスカード」や「共同基金カード」など、人生ゲームにはない特徴的なカードが多数用意されており、ボード上の土地を購入して家やホテルの建設・銀行からの融資等大人だからこそ深くまで楽しむことができるボードゲーム界の名作です。
価格も3000円前後と比較的安く、1935年から続く超人気ボードゲームです。
④7Wonders:Duel(世界の七不思議 デュエル)
7Wonders:Duel(世界の七不思議 デュエル)は、ボードゲームとしては珍しい2人用ゲームです。
7Wonders:Duel(世界の七不思議 デュエル)では、各プレイヤーが1枚のカードを最初に引きます。
カードには発展させる文明の内容や勝利条件が書かれており、3つの勝利条件があります。
プレイヤーはそれぞれ3つの条件のうちどの勝利条件を目指すのかを決め、戦略を立てて争っていく仕組みです。
ポイント
このゲームは難易度が高く、やや複雑な内容となっていますが、ボードゲーマーからの評価は非常に高く、ガッツリ時間をかけた戦略ゲームが楽しみたいという方には非常にオススメなボードゲームとなっています。
価格は4500円です。
⑤ゾン噛まパーティー!
ゾン噛まパーティー!は最短5秒、最長5分で遊ぶことができるゲームです。
一般的なボードゲームが20分以上のプレイ時間を必要とすることから、かなりの短時間でゲームを回せることで有名です。
「山札から1枚引き、手札から1枚捨てる」を繰り返しながら手札に同じ種類の細胞カードを3枚集めることを目指し、揃ったら他のプレイヤーに気づかれないように手札を伏せ、最後に残った人が負けというルールのゲームです。
お笑い芸人の「かまいたち」が楽屋ではまっているボードゲームで、中毒性のあるゲームだと語っています。
時間をかけて作りこまれたボードゲームだけではなく、ゾン噛まパーティー!のように即効性のあるボードゲームも忙しい大人にとっては人気の要因になり得るのですね。
ポイント
なにしろ、人気お笑い芸人が楽しいと仰っているくらいなので、迷ったら購入してみるのもおすすめです。
価格も1400円前後と求めやすく、プレイ人数は3~6人です。対象年齢は8歳以上のため、自宅で7子供とサクっと遊ぶことができるのも魅力の一つです。
まとめ【ボードゲームの魅力にハマること間違いなし!】
今回は大人でも楽しむことができるボードゲームというテーマでお伝えしました。
ボードゲームと聞くと「準備に時間がかかる」「時間のある時でないと楽しめない」「片付けがめんどくさい」というイメージを持たれがちですが、現在では内容もスタイリッシュなものが多く、手間をかけずにじっくり楽しめるボードゲームが沢山あります。
子供が楽しめることはもちろんですが、大人向けに難易度が調整されているものや、大人専用に作られたものまで存在しているのです。
現代ではスマートフォンやパソコン、テレビゲームや携帯ゲーム機の流通によって、アナログゲームは影をひそめる形となっています。
しかし、直接的なコミュニケーションが取れることや、大人数で楽しむことができるなど、たくさんのメリット・魅力が詰まった、ボードゲームをプレイしてみるのはいかがでしょうか?
子供の頃には気づくことができなかった、新しい発見があるかもしれませんよ。