
1980年代から一般家庭に普及し始めたテレビゲームは、今や家庭だけではなく、スマホなどでも気軽にプレイすることができるひとつの文化となりました。
子供から大人までハマってしまう魅力的なゲームが数多くリリースされる中、最近ではレトロゲームが再び脚光を浴びていることをご存知でしょうか。
ドラゴンクエストやファイナルファンタジーなどの日本のゲーム史を彩った名作はよくリメイクされており、発売当時を知らない若い世代を中心に人気が最過熱している傾向にあり、その勢いとブームにのって年月にはついに「ミニファミコン」が発売されました。
発売した当初は爆発的な売れ行きを見せ、あまりの人気に品切れになるなど、予想をいい意味で裏切る結果となったのは記憶にも新しいかと思います。
ミニファミコンの追い風を受けて、ミニゲーム機シリーズは続々とリリースされており、現在ではミニファミコン、ミニスーパーファミコン、ネオジオミニ、プレイステーションクラシック、ミニメガドライブなど、往年のヒット機種がリメイクされています。
本記事では、なぜミニゲーム機がこれほどの人気を集めているのか、また、ミニゲーム機の魅力についてお話ししていきますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
そもそもミニゲーム機とは?

ミニファミコンなどに代表するミニゲーム機は、そのゲーム機が販売されていた当時のソフトを本体内に内蔵しているセット商品です。
ミニファミコンを例にすると
・ドンキーコング
・マリオブラザース
・パックマン
・エキサイトバイク
・バルーンファイト
・アイスクライマー
・ギャラガ
・イー・アル・カンフー
・スーパーマリオブラザーズ
・ゼルダの伝説
・アトランチスの謎
・グラディウス
・魔界村
・ソロモンの鍵
・メトロイド
・悪魔城ドラキュラ
・リンクの冒険
・つっぱり大相撲
・スーパーマリオブラザーズ3
・忍者龍剣伝
・ロックマン2
・ダウンタウン熱血物語
・ダブルドラゴン2
・スーパー魂斗羅
・ファイナルファンタジー3
・ドクターマリオ
・ダウンタウン熱血行進曲それゆけ大運動会
・マリオオープンゴルフ
・スーパーマリオUSA
・星のカービィ夢の泉の物語
上記の名作が30作品も内蔵されています。
どの作品も30~40代には懐かしく、一度はプレイしたことがある名作ばかりです。
現代で大人気のスマッシュブラザーズに現役で登場しているキャラクターをモチーフに作られた作品も多く、長く愛されていることが良く分かりますよね。
気になるミニファミコンの価格
ファミコンソフトが販売されていた1980年代は、バブル絶頂期だったこともあり、ソフト1本当たりが約1万円と非常に高価だったため、あまりソフトを購入できる家庭は少なく、ゲームを買ったときけば飛び跳ねて友人宅へ飛んで行ったものです。
しかし、ミニファミコンにいたっては、ソフトが30本も内蔵されているのにも関わらず、本体価格が7,000円以下と、当時からすれば破格どころの話ではありません。
これだけでもお得感が充分に伝わると思います。
他のミニスーパーファミコンやプレイステーションクラシックなどのシリーズも同様に、価格が1万円前後に設定されているものが多く、最新機種とソフト1本を購入するよりもはるかに安上がりで済むので、気軽に購入して楽しむことができるのではないでしょうか。
ミニゲーム機が大人気の理由は価値にある!

超絶美麗なグラフィックで人々を魅了するプレイステーション4やニンテンドーSWITCHは、若い世代だけでなく、おじさんゲーマーからも大きな支持を集めています。
Youtubeやニコニコ動画などの動画サイトでは、個人プレイヤーがゲーム配信をこぞって発信しており、再生回数は多いもので数万~数十万回と、思わずおどろいてしまうような高い数字を叩き出すほどの人気です。
そんな中、なぜグラフィックも古い、システムも不親切なゲームが多いミニゲーム機に注目が集まるのでしょうか。
その答えは3つあり、1つは「おとなが懐かしむレトロ感」、もう1つは「当時を知らない若い世代には逆に新鮮」、そして最後は「手軽に楽しめる」からなんです。
ひとつひとつくわしく見ていきましょう。
①おとなが懐かしむレトロ感
ミニゲーム機の最大の魅力は、当時熱中していたゲームが現代で遊べることにあります。
ポイント
リメイクやバーチャルコンソールなどで遊べるソフトももちろんありますが、多くの作品が未対応で、ミニゲーム機が登場しなければ一生楽しむことができなかった名作たちもゼロではありません。
それを現代によみがえらせたミニゲーム機の功績は非常に大きいと個人的には思っています。
ミニゲーム機のレトロな画面とチープな音楽が童心をくすぐり、なんとも言えないノスタルジックな感情を呼び起こしてくれるのもグッド!
②当時を知らない若い世代には逆に新鮮
画面いっぱいに広がる、思わず息をのんでしまうほどのグラフィックに慣れた若い世代のゲーマーにとっては、ミニゲーム機のソフトたちのグラフィックは物足りないどころか、むしろやる気にならないかもしれません。
その気持ちもわからなくもないですが、ミニゲーム機の魅力はグラフィックではなく、当時の制限された容量と技術力でいかにおもしろい作品が作れるかしのぎを削りあっていた各メーカーの魂が塗り込められた名作をプレイできることにあります。
たしかに、プレイしていれば不親切なゲーム設計のソフトが多いです。
しかし、プレイすれば物の数分で慣れますし、なによりも独特のクラシックでレトロな世界観にハマってしまい、あまり不便に感じなくなります。
若い世代にとっては逆に新鮮に感じられるでしょうし、親世代や家族と盛り上がることもできるので、1台はもっていても損はしないと思います。
③手軽に楽しめる
ミニゲーム機の人気の理由、それは手軽に楽しめることにあります。
ほとんどの機種が当時よりもコンパクトになって再登場しているため、保管場所をあまりとりません。
ゲーム機に必要なソフトも内蔵されているので、意外と場所を取るソフトの保管スペースも必要としません。
さらに、、ゲーム機本体というのはプレイステーション4のように大きくて重たいものが多いですが、ミニゲーム機シリーズはかなり小さく作られているので、手の平に乗るくらいまでサイズダウンしています。
ですから、気軽に友人の家にもって行って遊ぶことも可能で、レトロゲームをみんなで盛り上がることも充分に可能です。
さらに、価格も1万円もしないため、簡単に手が届くのもうれしいですよね。
注意ポイント
※注意※ミニファミコンとミニスーパーファミコンには、別途ACアダプターが必要となりますので、購入時には気をつけてください。
息抜きにミニゲーム機が最適な理由

勉強やデスクワークの合間についつい手が伸びてしまうスマホゲームは、実は息抜きには不向きなのをご存知でしょうか。
リラックスできる、すぐに遊べる、という点ではたしかにこれ以上ない便利さはありますが、画面が小さいので目を酷使してしまいます。
さらに、スマホ首という言葉がある通り、肩や首への負担も非常に大きく、勉強などで目・肩・首にすでに疲れがたまっている状態に上乗せしてしまうことになるので、あまりおすすめはできません。
そんなときに使えるのがミニゲーム機シリーズで、さくっと始めることができて、自動セーブや中断機能を使えばその場ですぐにやめることもできます。
ポイント
テレビの大きな画面で遊べるため、スマホよりも目や肩への負担が少ないのも大きなメリットでしょう。
まとめ

レトロな魅力あふれるミニゲーム機のお得感とおすすめの理由についてお話ししてきましたが、大人世代には懐かしく、若い世代には逆に新鮮なゲーム機です。
今でも語り継がれている名作がぎっしり内蔵されており、そのうえ価格も安く、コンパクトに作られているので邪魔にならないのもミニゲーム機ならではの魅力ですよね。
気になったら、まずはこちらのリンクからレビューなどをチェックしてみてはいかがでしょうか。