近年は動画配信ブームで、YouTubeやTikTokなどで趣味や副業として動画を配信している人も少なくないと思います。
あるいは、こうした動画制作の需要を受けてクラウドソーシングなどで動画編集作業を仕事としている人も多くいることでしょう。
編集にあたっては、なかなか自分で撮ったり作ったりすることが難しいパーツが出てくることも多いと思います。
仕事でやっていると、素材をすべて自前で用意する時間と手間も惜しいですよね。
今回はそんなときに利用できる、商用利用も可能なおすすめ動画素材サイトをいくつかご紹介します!
商用利用可な動画素材サイトとは?
動画素材サイトとはどんなサービスが利用できるサイトなのでしょうか。
ダウンロードした素材の商用利用とは?
動画素材サイトのメリット
例えば、背景に雄大な自然や海外の美しい都市を写した写真を使いたい、と言った場合、動画に使う映像を全部自分で用意するのが難しくなります。
わざわざイタリアの海の都まで行って動画を撮ってくるわけにはいきませんし、行けたとしてもヘリコプターなりドローンなり必要になるはずです。
同様に、人物が写ったパーティー風景なども顔出しOKの友人を集めて着飾ってもらって、会場を借りて・・・
そういうわけにはいきませんよね。
そういった用意するのが難しい動画素材を販売・または提供してくれているのが動画素材サイトです。
有料で販売しているサイト、有料会員制のサイト、無料で広告費によって運営しているサイトなどがあります。
ポイント
ちなみに動画専門の素材サイトというのはほとんどなく、写真や音楽など他の素材も提供していることが多いようです。
動画の場合は写真を差し込んだり、BGMや効果音を入れたりと使う素材が動画ファイルだけではないので、むしろ1つのサイトで全部手に入れられて便利です。
商用利用可とはどういうこと?
YouTubeなどの動画配信サービスやHPへの掲載で広告費を得るのが目的の動画、販売目的の動画を作成する場合、動画に使う素材は商用利用が許可されているものである必要があります。
動画素材にも作った人の著作権があり、それらの動画を集めて提供しているサイトには素材を扱うためのライセンスがあるため、他者に権利がある素材を使って勝手にお金を稼ぐのは知的財産権の侵害になるからです。
もし他のクリエイターが作った動画素材を含む作品で何らかの報酬を得ようとしている場合は、商用利用の許可がとれていなければなりません。
ポイント
商用利用の許可、といってもややこしい申請が必要なわけではなく、商品や作品にクレジットやライセンスの表記をする、または商用利用の可否や表記の要否について利用規約に書かれていることを守る、ということです。
クリエイターや運営の権利を守るためにも、ルールはしっかり守りましょう。
おすすめの商用利用可な動画素材サイト5選
商用利用が許可されている動画素材サイトをピックアップしました。
特徴や料金についてまとめたので参考にしてくださいね!
Pixabay(ピクサベイ)
無料で使える動画素材サイト。
様々なクリエイターが作った素材が4500万点以上も寄せられています。
動画だけではなく画像素材、音響素材も豊富に揃っているため、Pixabayだけで様々な創作物に使える素材がすべてカバーできます。
有志の著作者が知的財産権を放棄して提供した素材を提供しているため、ライセンスはPixabayが持っていますが利用に際してクレジット表記は不要です。
ポイント
その分、サイト内に広告リンクやスポンサーとなっている有料素材サイトへのリンクが多少含まれているため全部が完全無料というわけにもいきませんが、基本的に無料で豊富な素材が使えるということで有用なサイトです。
運営は国外の企業なので、利用規約が英語でわかりづらいですが、サイト自体は英語がわからなくても使えます。
Pexels(ペクセルズ)
高品質な写真・動画素材を提供するサイトです。
ユーザーから寄せられた写真や提携するフリー素材サイトなどから集めた写真を手作業で厳選しています。
素材はすべて無料で利用でき、ライセンスはPexelsにあるため著作者・撮影者の表記、及びPexelsからの出典である旨の表記は不要です。
システムとしてはPixabayと似ているのですが、きちんと素材を厳選している分、素材数はPixabayよりも少なく、数十万点ほどのようです。
ポイント
それでも厳選素材が無料で使えるサイトなので、利用する価値ありです。
Pexelsも運営は国外ですが、英語がわからなくても使えるので安心してください。
Adobe Stock(アドビストック)
誰もが知っているAdobe(アドビ)が運営している動画素材サイトです。
Adobeのお墨付きとあれば他ではなかなか手に入らない高品質な素材であることは確かですが、利用に関して有料で利用料は高めです。
月に何点ダウンロードしたいかによって月額料金が変わります。
クレジット表記は基本的に不要ですが、一部必要になるケースがあるので注意が必要です。
ポイント
例えば、他のサイトからダウンロードした素材にはクレジットを表記しているのに、Adobeだけしていない、というケースはNGです。
この後紹介するPIXTAとShutterstockはクレジット表記が必要なので、併用する場合はAdobeもクレジット表記が必要になる、ということですね。
個人利用であればこのルールだけ覚えておけば十分でしょう。
PIXTA(ピクスタ)
今回紹介しているサイトの中で唯一国内の動画素材サイトです。
月額制(年間払いもあり)で、月に何点素材をダウンロードしたいかによって料金プランが異なります。
PIXTAの素材を購入し、利用する場合、クレジット表記は”極力お願いします”というスタンスのようです。
クレジット表記が必須となるのは、TV番組、販売雑誌・販売書籍のみ。
個人利用で該当する方は少ないと思いますが、提供している運営やクリエイターのためにクレジット表記はしてあげましょう。
Shutterstock (シャッターストック)
こちらも有料の動画素材サイト。もちろん写真や音楽素材なども揃っています。
Shutterstockはアメリカの企業が運営しているサイトで、世界中のクリエイターから人気があります。
本格的な作品を作りたいなら選択肢から外せないサイトであると言えるでしょう。
料金プランはダウンロード数に応じたパッケージプランと、月額料金プランのいずれかから選択になります。
Shutterstockのクレジット表記は「商品として許される限り原則表記が必要」です。
ポイント
商品としての美観を損なうような場所に表記する必要はありませんが、商品そのものではなく付属品への記載でも良いので可能な限り表記してください、とのことですので、基本的には表記が必要と考えた方が良いでしょう。
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商用利用可な動画素材サイトの使い方と注意点
動画素材サイト、およびダウンロードした素材の使い方や注意点について解説します。
各サイトの利用規約は必ずチェックしましょう。
クレジット表記やライセンスの確認を忘れずに
商用利用可と言っても、条件付きで認められている場合があります。
利用に際して作品にクレジット表記(著作者や権利者名を付記)することが条件となっているものも多いです。
ポイント
各サイトのクレジット表記・ライセンスについては先ほどまとめましたが、利用規約が変更になることもあるので、必ずご自身で利用前に確認しましょう。
動画素材を加工してオリジナリティを出そう
ダウンロード素材をそのまま背景に載せて終わり、ではあなたの作品のオリジナリティが出ません。
むしろ、それでは素材を作ったクリエイターさんの作品のようになってしまいますよね。
他にも購入した人・ダウンロードした人もたくさんいますから、ありふれた作品にも見えてしまうでしょう。
ポイント
素材をただそのまま使うだけではなく、自分のアイデアも組み合わせれば、まったく同じものには見えません。
クリエイターさんへの敬意を払って素材を引きたてつつ、自分のオリジナリティをしっかり出していきましょう。
動画素材の品質やサイズに注意しよう
提供される動画素材や画像素材は、画質やサイズが複数用意されている場合もあります。
きちんと確認してからダウンロードしないと、有料サイトの場合お金が余分にかかってしまったり、利用しているプランで1か月にダウンロードできる素材の上限数に達してしまったりする恐れがあるので、十分に確認してから購入しましょう。
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動画素材を上手に活用して、効率的に動画編集をしよう!
動画素材サイトを利用すれば、自分では作れない素材、撮影できない映像も手に入れることができます。
他のクリエイターさんが作った動画を取り入れて自分のアイデアと組み合わせることで、オリジナリティも増します。
無料の動画素材サイトは、有志のクリエイターがアップロードしたものなので、数はたくさんありますが、有料サイトの方が厳選された素材が揃っているため高品質である傾向はあります。
有料サイトでたくさんダウンロードすると料金は高くなってしまうので、無料のサイトと上手く組わせて利用すると良いでしょう。
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