「高品質なBGMや効果音を見つけたいけど、著作権が心配…」
「BGMを作ってもらえばお金がかかる。どこかで安く手に入らないかな・・・」
YouTubeやTikTokなどの動画配信サービスが流行し、自分でチャンネルやアカウントを持って動画配信を行っている人も多い中、そんなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
しかし、動画を撮ったり、編集したりする技術はあっても、音楽は専門外・・・
かといって、オーダーメイドで作ってもらったら、費用の方が高くつきます。
となれば、動画のBGMや効果音に使う音楽や音声は、どこで手に入れれば著作権に触れずに済むのでしょう?
そこで今回は、商用利用可能な音素材をダウンロードできるサイトを厳選してご紹介します!
音素材サイトとは?
音素材サイトとは、動画のBGMや効果音などに使う音声素材をダウンロードできるサイトのことです。
基本的には、無料のサイトも多く、有志のクリエイターが自分の作品を持ち寄ったり、サイトに広告を載せて広告費で運営したりといった方法でユーザーに素材を提供しています。
中には有料のサイトもありますが、無料の場合は持ち寄られた素材のクオリティは保証できないため、有料の方が素材が厳選されており、クオリティが高い傾向にあります。
サイトによっては、有料会員でないと商用利用は許可されていない場合もあるでしょう。
では、そんな音素材サイトを利用するメリット・デメリットはどんな点にあるのでしょうか。
音素材サイトのメリット
音素材サイトのメリットは自分ではなかなか作ったり、録音したりすることのできない音声データを手にいれることができることです。
例えば、BGMに波の音が欲しいと思っても「ちょっと海に行って録ってこよう」ができる人はなかなかいませんよね。
ポイント
「オリジナルのBGMが欲しいから、自分で作って弾いちゃおうかな」という人も少ないでしょう。
音素材サイトでは、そんな自分では手に入れにくい音、入手するには手間がかかりすぎる音を自宅にいながらネットで手にいれることができます。
音素材サイトのデメリット
音素材サイトの多く、特に無料のサイトは有志のクリエイターが持ち寄った作品を提供しており、プロが録ったもの、作ったものとは限らないのでクオリティの保証はありません。
その代わり、数はたくさんあるので自分で使えるものを選びましょう。
クオリティが心配な場合は、有料のサイトの方が安心です。
著作権や商用権に触れないよう、商用利用についてはきちんとサイトの規約に従わなければなりません。
ポイント
提供された素材を使うにあたっては、利用料金やクレジット表記などサイトによってルールは様々なので利用前に規約をしっかり確認しましょう。
素材サイトで配布されているものは、誰でも使える素材だけに、必ず誰かしらと被ります。
そういった意味で、自作やオーダーメイドに比べるとオリジナリティが出にくくなってしまうのもデメリットの1つです。
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おすすめの商用利用可能な音素材サイト5選
音素材サイトの概要がわかったところで、商用利用を何らかの形で許可している音素材サイトをピックアップしました。
有料・無料のサイトもそれぞれピックアップしていますので、音素材探しの参考にしてください。
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1. 効果音に特化!「効果音ラボ」
無料で使える、効果音に特化した音素材サイトです。
日常生活、自然、動物、乗り物など、様々な効果音を無料でダウンロードできるので、動画のリアリティを出すのにおすすめです。
商用利用でも無料でクレジット表記なしなので完全無料で利用できます。
ポイント
広告費で運営していると思われますが、広告も多くなく、使いやすいサイトです。
効果音素材しか置いていないので、BGM用の音楽素材も必要な場合は別のサイトと併用する必要があります。
2. 無料で高品質!圧倒的な音素材数「DOVA-SYNDROME」
1万曲以上のBGMと効果音を無料でダウンロードできる、音素材サイトの王道です。
ジャンルも豊富で、動画のイメージに合った素材を見つけやすいのが特徴。
商用利用でもすべての素材を無料で利用でき、クレジット表記も必須ではありません。
一応、サイトには「もし当サイトを紹介いただける場合は」というスタンスでクレジット表記についてのお願いがありますので、気に入ったらぜひ、今後のサイト運営のためにも協力してあげてください。
ポイント
効果音はBGMに比べると少ないですが、全体的に素材は充実しています。
広告はそこそこありますが、大きなストレスにはならないでしょう。
3. 高音質なBGMが豊富!「Audiostock」
無料素材と有料素材が両方利用できるサイトです。
有料素材も合わせれば、BGMから効果音・ボイスまで全部で96万点もの音素材を取り揃えています。
有料素材もうまく併用しながら動画のクオリティを上げたい方におすすめです。
無料素材でも高音質な素材は多いのでまずは無料で使ってみましょう。
有料で利用する場合、料金は自分の配信用アカウントにのみ利用できる「動画配信者プラン(月額858円)」と、すべての素材を利用制限なしで使える「定額スタンダードプラン(月額2365円)」が利用できます。
自分のYouTubeチャンネルに投稿する動画を制作する場合は前者で良いのですが、他者の動画を作る動画編集者の方は後者でないと利用できません。
ポイント
なお、料金プランは年間一括払いした場合の金額のため、月々で支払いした場合料金が少し高くなりますのでご注意ください。
いずれにしても、単品購入が数百円以上かかるので月に2~3回ダウンロードするなら定額プランの方がお得です。
クレジット表記は必須ではありませんが、音素材を作ってくれたクリエイターさんのためにも可能な範囲でぜひお願いします。
4.音素材だけじゃない!高クオリティなら「Adobe Stock」
PDFファイルやPhotoshopなどでおなじみ、Adobeが運営する素材提供サイトです。
音素材だけでなく、画像や動画などコンテンツ制作に欠かせない素材が多数揃っています。
音素材のみに限っては「Audiostock」の方が点数が圧倒的に多いのですが、
動画制作で利用する場合には、必要となるのは音素材だけではないため様々な素材を1つのサイトで手に入れられるという点では非常に便利なサイトです。
もちろん、世界のAdobeですからクオリティに関しては疑いの余地すらないですよね。
Adobeも基本的に商用利用は可能でクレジット表記も必須ではないのですが、他のサイトと併用する場合、「他の素材サイトにはクレジット表記したのにAdobeだけ表記しない」はNGというルールです。
ただし、料金は高め。
月々のダウンロード数にもよりますが、月額3828円で画像素材10点分です。
ポイント
ちょっとコストが高すぎるので、筆者おすすめのAdobeの使い方を紹介しますね。
つまり、全部が全部Adobeの素材を使うのではなくて、要所要所でポイントに使っていく、ということ。
しかし、それだとかえって月額利用分が余ってしまいもったいないので、月額利用ではなく、「クレジットパック」を利用するのがおすすめです。
購入したクレジットは6カ月間有効なので、6カ月で使いきれそうな分だけクレジットを購入すれば無駄になりません。
高品質な素材で他とは一線を画すのは間違いないですが、コスト面においてやや工夫が必要になりそうです。
5.Adobeに並ぶ高品質素材サイト「ShutterStock」
Adobeのライバルとも言える、アメリカ発の高品質な素材サイトです。
こちらも有料サイトですが、Adobeに引けをとらない高品質でクリエイティブな素材が多数揃っています。
音素材の数だけでいうとAdobeの方が少し多く、素材1点あたりの料金設定はAdobeと大体同じくらい。
しかし、このShutterStockの利点は、クレジットパックの値段こそほぼ同じであるものの、クレジットの有効期限がAdobeと違って1年間なのです。
つまり、クレジットパックに限って言えば、Adobeよりも2倍お得、ということです。
Adobeや他の無料・有料素材サイトとうまく組み合わせれば、高品質な素材をお得に利用することができます。
ShutterStockのクレジット表記は一部の用途を除き基本的に不要ですが、「一部の用途」に動画制作が含まれています。
動画制作に利用される場合は、クレジット表記必須、ということになります。
ポイント
ここまでクレジット表記必須サイトがなかったため心配いらなかったのですが、ShutterStockとAdobeの素材を併用する場合は、Adobeのクレジットも必然的に表記しなければならない、ということになりますね。
Adobeと同等のクオリティをちょっとお得に入手できる、それがShutterStockの利点です。
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高品質でコスパの良い音素材で動画作品を彩ろう!
様々な情報を発信しているYouTube動画でも、TikTokで流行ったダンス動画でも、動画作品に音声やBGMは欠かせません。
しかし、すべての人が簡単に著作権フリーの音楽や音声を手に入れることは決して簡単ではないことから、音素材サイトの利用が現実的かつ効率的です。
無料の音素材サイトでも、掘り出しものの高クオリティ素材が眠っている可能性があるので、まずは無料素材サイトから探してみてください。
有料素材を使うのは、たまにはちょっと味を変えたいな、と思うときに絞ると、コストも抑えられそうです。
なお、クレジット表記や商用利用に関しては、規約が変わる可能性もあるので利用前・利用開始後も規約をきちんと確認しましょう。
少し手間になるかもしれませんが、気づかないうちに規約が変わって後々ライセンス問題でトラブルになるよりは、全部クレジット表記してしまった方が無難です。
ぜひ、音素材サイトをうまく活用して、素敵な動画作品を作ってくださいね!
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