- オンラインゲームが盛り上がっているらしい
- オンラインゲームってどんなもの?
- 「eスポーツ」という言葉をよく聞くようになった
2021年現在、ゲームが身近な存在になったことでゲーム業界自体が盛り上がっています。
オンラインゲームが広く普及し、ゲームを楽しむ人が増えたためです。
身近な存在になったオンラインゲームですが、今や「eスポーツ」として扱われるようにもなりました。
テレビでも取り上げられるようになったオンラインゲームについて、本記事では
- オンラインゲームの現状
- eスポーツとは
- eスポーツとして扱われているゲームタイトル
をお伝えします。
「これからオンラインゲームを始めてみたい」「eスポーツに興味がある」人は、この記事でオンラインゲームの全体像を把握してみましょう。
オンラインゲームとは
オンラインゲームとは、コンピュータゲームのひとつで、インターネット経由で複数人と同時にプレイできるゲームのことです。
オンラインゲームの大きな特徴は
- 同じゲームを複数人で一緒に遊べる
- 中には数千人規模が参加するゲームもある
- 文字、音声、掲示板などでコミュニケーションを取れる
などがあり「ゲームはひとりで遊ぶもの」だった過去から考えると、大きく進化しました。
そんなオンラインゲームで遊べるゲームには、大きく分けて以下3つのジャンルに分けられます。
- 冒険するゲーム
- 対戦するゲーム
- 頭を使うゲーム
「共通の目的に向かって一緒にプレイする」「お互いを敵とし、対戦する」など、遊び方はさまざまです。
そんなオンラインゲームはパソコンで遊ぶ一部のマニア向けでしたが、今や一般家庭にも普及しました。
理由は家庭向けゲーム機にもオンライン機能が搭載されたからです。
オンラインゲームをプレイできるゲーム機器は3つありますので、それぞれ紹介します。
据え置き型ゲーム
据え置き型ゲームとは、実際のゲーム機器を用いて遊ぶことを前提に作られたゲームを指します。
そのため据え置き型ゲームは「家庭用ゲーム機」と呼ばれてきました。
たとえば
- スーパーファミコン
- プレイステーション
- Nintendo Switch
など、ゲーム機本体とゲームソフトを買って遊ぶゲームが「据え置き型ゲーム」です。
「プレシステーションポータブル」「Nintendo DS」など、携帯できるゲームもありますが、これらはポータブルゲームと言えます。
据え置き型ゲームは実際のゲーム機本体とゲームソフトを使って遊べる、昔からあるスタイルのゲームのことです。
PCゲーム
PCゲームとは、パソコンを使って遊ぶゲームのことです。
PCゲームで遊ぶためにはそれなりのPCを用意する必要があるため、大人の遊びと考えている人もいるでしょう。
かつてオンラインゲームといえばPCゲームが主流でした。
今でもオンラインゲーム数はPCゲームのほうが多く、「Steam」という有名なオンラインショップからゲームを購入できます。
ポイント
据え置き型ゲームはゲーム機器専用ソフトが必要なのに対し、PCゲームは専用ソフトが必要ありません。
PCがプレイしたいゲームのスペックを満たしていれば、プレイできます。
PCゲームはそれなりに準備やお金がかかりますが、代わりにさまざまなオンラインゲームを楽しめます。
スマホゲーム
スマホゲームとは、iPhoneやAndroidなどのスマートフォンを使って遊べるゲームアプリなどのことです。
スマートフォンの普及で、ゲームが身近なものになりました。
- 簡単に遊べる手軽なゲーム
- やりこみ要素の強いゲーム
- グラフィックがきれいな高性能なゲーム
上記のように、さまざまなゲームが遊べるようになっています。
ポイント
スマホゲームはソーシャルゲームと混同されがちですが、厳密には違います。
ソーシャルゲームはLINEやFacebookなどのソーシャルプラットフォーム上で動くゲームを指します。
アプリゲームはあくまでスマートフォン上で動くので、スマホゲームとソーシャルゲームは違うと知っておきましょう。
スマホゲームの登場で、今までゲームに触れてこなかった人たちがゲームで遊ぶようになりました。
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eスポーツとして扱われているゲーム
近年、eスポーツが日本国内でも注目を集めています。
eスポーツに参加する競技人口が増えているので、市場規模が大きくなっているからです。
eスポーツの競技人口は世界で約1億人以上と言われており、日本では約390万人の競技人口がいます。
海外のeスポーツ大会では、1万人を超える観客で会場が埋め尽くされることもあり、eスポーツの興行としての魅力が注目されています。
ではeスポーツとはどんな競技なのか?
eスポーツとは
eスポーツとは「Electronic Sports」の略で、ゲームを使った対戦を競技として捉えた際の名称です。
「どんなゲームでも対戦できればeスポーツになるの?」と思われるかもしれませんが、eスポーツとして扱われるゲームには条件があります。
一般社団法人日本eスポーツ連合(JeSU)によると、eスポーツとして定められる条件は以下の4つです。
1.1 ゲーム内容に競技性が含まれること(競技性)。
1.2 ゲームとして 3 か月以上の運営・販売実績があること(稼働実績)。
1.3 今後も e スポーツとして大会を運営する予定があること(大会の継続)。
1.4 e スポーツとしての大会の興行性が認められること(興行性)。
eスポーツとして扱われるジャンルはさまざまで
- FPS(ファーストパーソンシューティング)
- TPS(サードパーソンシューティング)
- RTS(リアルタイムストラテジー)
- MOBA(マルチプレイオンラインバトルアリーナ)
- 格闘ゲーム
- スポーツゲーム
- レーシングゲーム
- パズルゲーム
- トレーディングカードゲーム
上記のように「戦う系」「格闘系」だけではないので、自分の好きなジャンルで参加することもできます。
eスポーツとはただのゲーム対戦ではなく、競技として扱われるスポーツです。
メジャーなeスポーツゲームタイトル5選
eスポーツがどのようなものかイメージできたでしょうか。
ここからはeスポーツとして大会も開催されているゲームを紹介します。
メジャーなゲームタイトルを例に
- 据え置き型ゲーム
- PCゲーム
- スマホゲーム
それぞれのeスポーツになっているゲームタイトルを紹介しますので、興味のあるジャンルのゲームがあれば遊んでみてください。
Fortnite(フォートナイト)
Fortnite(フォートナイト)とは、欧米で圧倒的な人気を誇るバトルロワイヤル・ゲームです。
おもな遊び方は、空を飛ぶバスから飛び降り、島に上陸するところから始まります。
100人のプレイヤーが同時に島に上陸し、武器を拾いながら、最後の1人になるまで戦うゲームです。
ゲームのモードしては
- 1人で戦う「ソロ」
- 2人で戦う「デュオ」
- 4人で戦う「スクアッド」
上記が基本となり、期間限定で「50人対50人」のような特殊モードで遊ぶこともできます。
基本料金は無料ですが、「スキン」と呼ばれる見た目を変えるアイテムなどに課金できます。
ポイント
eスポーツ大会規模も大きくなっており、賞金額も高く、1億円以上の賞金が用意された大会もあります。
Fortnite(フォートナイト)は、今後のさらなる盛り上がりに期待できるメジャーゲームタイトルです。
League of Legends(リーグオブレジェント)
League of Legends(リーグオブレジェント)とは、プロリーグによる公式リースも発足している世界最大級のオンラインゲームです。
MOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)と呼ばれるゲームジャンルで、多くのゲームで採用されています。
遊び方は5対5でチームを組み、相手の陣地にある本拠地を攻撃して陥落させると勝利です。
プレイヤー同士の駆け引きやチームでの立ち回りなど、多彩な戦術を駆使して勝利を目指します。
そのためルールさえ覚えてしまえば楽しくゲームプレイを観戦できるので、eスポーツ向きのゲームだと言えます。
MOBAはPCゲームだけではなく、スマホゲームでも人気なジャンルです。
ぷよぷよeスポーツ
ぷよぷよeスポーツとは、1992年からリリースされた対戦型パズルゲームシリーズのゲームです。
元々は据え置き型ゲームで遊べたゲームでしたが、インターネット対戦にも対応し、一般社団法人日本eスポーツ連合(JeSU)も公式にeスポーツとして認定しています。
おもな遊び方は
- 定番の「ぷよぷよ通」
- 大連鎖を楽しめる「ぷよぷよフィーバー」
の2種類があり、最大4人までオンライン対戦が可能です。
ぷよぷよeスポーツの大きな特徴は、eスポーツを楽しめる機能が追加されていることです。
具体的には、以下3つの機能があります。
- オフラインで最大8人まで参加可能な「大会モード」
- インターネットに接続して、世界中のプレイヤーと対戦できる「インターネット対戦」
- 試合に負けたプレイヤーが次の試合で有利になる効果がある「ブースト」
などeスポーツとして、観戦する側も楽しめる機能が追加されました。
ぷよぷよは操作も簡単で初心者でも楽しめるゲームなので、これからも競技人口が増えていく可能性のあるゲームです。
Splatoon(スプラトゥーン)
Splatoon(スプラトゥーン)とは、人間のようなイカたちがインクを塗り合って戦うアクション型ゲームです。
おもな遊び方は、「ナワバリバトル」と呼ばれる4人対4人のチーム戦です。
さまざまな種類の道具からインクを塗り合い、制限時間内により広い面積をインクで塗ったチームの勝利となります。
インクは地面や壁などを塗るだけではなく、操作しているプレイヤーの倒すための攻撃にも使われます
インクを塗るための「ブキ」や攻撃を防ぐ防具である「ギア」があり、アップデートで新しいものが出てくるため、常に新鮮なプレイを味わえます。
Splatoon(スプラトゥーン)は1人でも遊べますし、チームで話し合いながら協力して遊べるので、コミュニケーションを楽しみながら遊べるゲームタイトルです。
クラッシュ・ロワイヤル
クラッシュ・ロワイヤルとは、リアルタイム対戦型のスマホカードゲームです。
おもな遊び方は、8枚のカードで「デッキ」を作り、相手の「タワー」と呼ばれる3つある拠点を破壊することを目指します。
制限時間は3分で、より多くの拠点を破壊したほうが勝利です。
クラッシュ・ロワイヤルの大きな特徴は、手札のカードを場に出すとキャラクターが出現し、自動で攻撃する部分です。
プレイヤーが自分でキャラクターを操作するのではなく、プレイヤーが行うのは「カードを出す」のみです。
しかしこの「カードを出す」ことが勝負を左右するポイントで、「相手の出してきたカードにどう対応するか?」が常に問われます。
そのためシンプルな操作ながらも戦略性の高く、アジア地域を含んだeスポーツ大会も開催されています。
クラッシュ・ロワイヤルはスマホゲームながらも、奥深いゲーム性をもったeスポーツゲームタイトルです。
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オンラインゲーム業界は今後も発展していく
以上が
- オンラインゲームの現状
- eスポーツとは
- eスポーツとして扱われているゲームタイトル
でした。
オンラインゲーム市場は急速に伸びています。
これまでは「オンラインゲームと言えばPCゲーム」という認識が強かったですが
- 据え置き型ゲームのオンライン対応化
- スマートフォンの誕生とスマホゲームの発展
などにより、オンラインゲームが身近なものとなりました。
今後は5Gの普及により、よりオンラインゲーム人口は増えると予想できます。
そのため今後のオンラインゲーム市場は、より発展していくでしょう。