現代は多くの活動でPCを使うので、長時間デスクに座っての作業が多くなります。
イラスト制作やライティングなどの仕事はPCでの作業が欠かせず、アイデアをひねり出そうとPCの前に座って頭を抱えて唸っているうちに長時間経過していることもしばしば。
座りっぱなしは全身の筋肉が固まって肩こりや腰痛の原因になります。
立って作業すると、デスクワークによる体への負担を減らすだけでなく仕事の能率アップも期待できるのです。
そこで今回は、「座って作業するのが辛いなら立って仕事しよう!」をテーマに、立って作業をするメリットと立ち仕事をサポートするグッズを紹介します。
立って作業するとどんなメリットがあるの?
長時間座位で作業をすると肩こりや腰痛になってしまうと言っても、立って作業をしたらもっと疲れてしまいそう。
それでも立って作業をするメリットとは何でしょうか?
腰痛の予防や改善に効果的
立って作業することで、長時間の座位による首・肩、腰への負担を軽減することができます。
筋肉を使えば血行が良くなるので、肩や腰の筋肉がこわばるのを防ぎ、肩こりや腰痛の予防や改善につながるのです。
立っているときは自分の体重を全身で支えていますが、座っているときに主に体重を支えているのは腰や背中。
特に腰に強い痛みを感じる場合は立って作業すればかなり改善するかもしれませんよ。
血行や代謝が良くなり、集中力や創造力もアップ
足は「第二の心臓」とも呼ばれています。
同じむくみでも、足のむくみは心臓から、顔のむくみは腎臓からきていると言われているほど、心臓と足は密接に関係しているのです。
足が鍛えられればおのずと心臓も強くなり、血行も良くなります。
ポイント
座ると人間リラックスしますから、逆に言えば「立つ」という行為は体が戦闘状態、つまり交感神経が優位になり、代謝・集中力アップも期待できるのです。
座って居眠りしてしまうのも防ぐことができますよね。
姿勢や体型が美しくなる
立って作業をすると、足腰が鍛えられ、背筋もまっすぐに保たなければならないので腹筋や背筋も鍛えられます。
体幹が鍛えられると日頃の姿勢や体型も美しくなりますから、ダイエットや体型維持を意識している方にもおすすめです。
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立って作業するにはどんなグッズが必要?
なぜデスクワークをするときに座っているかと言ったら、「立っているのが疲れるから」が大半ではないでしょうか。
実際、長時間の立ち仕事で足のむくみ、膝関節の痛みに悩む人も多くいます。
そこで、ここでは立位での作業によるデメリットを解説し、デメリットをカバーする工夫について考えていきましょう。
立って作業するときの注意点
立って作業することは、腰に負担がかかりにくく腰痛の改善が期待できる一方、立ちっぱなしも足腰に負担がかかります。
座位でも立位でも、長時間の同じ姿勢の維持は筋肉が凝り固まってしまうため、肩こり・腰痛につながるのです。
また、立って作業をすると物を持ち上げるのに屈んだり、PCの画面を見下ろすような姿勢になったりしやすいので、首や腰にかえって負担をかけてしまう場合もあります。
足に水分や老廃物が溜まりやすくなるのでむくみの原因にも。
適度に座位・立位を切り替えたり、ストレッチをしたりと血液や筋肉を動かすようにしましょう。
工夫次第で長時間の立位による首や肩、足腰の負担を減らすことは可能です。
ここからは立ち仕事をサポートするグッズを紹介します!
スタンディングデスクの種類と選び方
まず、立って作業をするためには適した高さのデスクが必須です。
立位でのPC作業に適した高さは、首を傾けなくて済むようにPCのモニターが目の前に来るのがベストですが、そうなるとキーボードを打つ手は腕を肩の高さまで持ち上げなければなりません。
おすすめは肘を無理なく置ける高さ。
少しPCを見下ろす姿勢になりますが首に負担がかかって辛いようならノートPCを目の高さまで持ち上げるスタンドもあるのでその点はカバーできます。
ポイント
その場合は別途キーボードも購入した方が良いかもしれません。
長時間スタンディングで作業し続けるのも足腰に負担がかかるので、適度に座位・立位を切り替えられるよう電動昇降式デスクにすれば使い勝手も良く、おすすめ。
立ち姿勢をサポートするマットやシューズ
長時間の立ちっぱなしは姿勢を維持するのも大変。
足腰や膝に負担がかかってしまったり、片足重心で立って体が歪んでしまったり、といったデメリットがあります。
長時間接地している足の裏も痛めやすいのです。
足への負担軽減や姿勢維持にも、役立つグッズがあります。
屋外や職場などで靴を履いたまま作業する場合は、体重を分散させ足にかかる負担を軽減する低反発インソールが入っているシューズ、または愛用しているシューズに低反発インソールを入れてみてください。
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ポイント
自宅などシューズが必要ない場合は低反発マットを購入すると良いでしょう。
これだけでも足にかかる負担は大幅に軽減されるはずです。
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立って作業することで変わった体験談
筆者も最近、デスクワーク用にスタンディングデスクを購入しました。
それによって立って作業することが圧倒的に増えたわけですが、立ち仕事に切り替えて筆者が感じた変化をお伝えします!
腰痛がなくなり、仕事の効率も上がった
私は趣味・副業でブログ記事の執筆をしたり、イラストを描いたりしています。
長時間座ってPC作業をすることが多く、肩こり・腰痛に悩まされていました。
仕事が終わってから夜間や休日に作業することも多いため、座って作業するとどうしても眠気との闘いになります。
そこで知人に勧められ昇降式のスタンディングデスクを購入したところ、長時間でなければ立ち仕事も意外と疲れないことに気づいたのです。
一度座ってしまうと、ちょっと冷蔵庫から飲み物をとるだけでもいちいち立ったり座ったりしなければならず、かえって膝にも負担をかけますし、何をするにも億劫になってしまうんですよね。
立ったまま作業をすると、立ったり座ったりすることに無駄な時間とエネルギーを使わなくて済むため効率的です。
ポイント
立位でも座位でも、長時間同じ姿勢を続けることは肩や腰の筋肉のこりにつながりますが、作業効率が上がれば作業時間を減らすことができるため結果的に負担は減ります。
しかも、座っていたらどこの筋肉も鍛えられませんから、どのみち負担がかかるなら立っていた方が足を鍛えることができるというものです。
そんな生活を3か月くらい続けていたところ、徐々に腰の痛みは改善されてきました。
イラストやライティングのクオリティが向上した
立って作業をしていれば眠気が起こりにくくなります。
しかも、「立っていると疲れるから、早く終わらせて座りたい!」と思えばこそ、集中力が格段に上がります。
しかしリラックスしているときの方が、インスピレーションが湧きやすいときもあります。
とはいえ、PCに向かって座っている状態はリラックスタイムとは言えません。
お風呂やベッドに入って、心を解きほぐしているときにこそインスピレーションが降ってくるのです。
そこで、「アイデアが既に決まっていて、あとは作業するだけ!」という状況のときは、立って作業を手早く済ませてしまい、アイデアが湧いてこなくなったとき、疲れてしまったときは座るか寝るかしてボーっとする時間を作っています。
ポイント
サウナやホットヨガに行くのもあり。
ゆっくり自分に向き合ってインスピレーションを受け取る時間を作るために、できる作業は立ってさっさと済ませてしまうのです。
結果的に、眠気と闘いながら働かない頭を無理やり働かせて作った作品よりも、満足いくクオリティの作品が作れるようになりました。
自信と健康を取り戻した
腰痛や肩こりに悩み、頑張って仕事をしても良い作品ができないスランプで自信をなくし・・・
そんな状態ではますます良い作品は生まれませんよね。
ますます心身ともに不調に陥り、どんどん負のスパイラルにハマってしまいます。
しかし、体が軽くなり、作業効率が上がって休養をしっかりとる余裕が生まれるとともに、自信が生まれ不思議とアイデアもすんなり湧いてくるようになりました。
満足いく作品が作れるようになると更に自信が湧いてきて、更に良い作品が生まれ・・・という良い循環ができています。
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立って作業することで”デキる人”になろう!
立って作業をすると疲れるイメージがあるかもしれません。
決められた就業時間ずっと立っていなければならない接客業などでは辛いですが、座ることが許されている環境ならばむしろ「作業が早く終わったら座って休める」というルールを自分に課すことがモチベーションや集中力の向上につながり、作業時間が短く済むので本当は疲れないのです。
立位での作業は足腰を鍛えられる一方、やりすぎるとかえって負担をかけてしまうので、
- 「作業は集中して手早く済ませ時間を短くする」
- 「作業時間が長時間に渡る場合は適度に立位・座位の切り替えやストレッチをして体を動かす」
- 「サポートグッズも適度に活用して負担を軽減する工夫をする」
この3点を心がけましょう。
ぜひ今まで座って必死に頭を悩ませていた仕事を立位に切り替えてみてください。
きっと作業が手早くパパっと進み、”デキる人”になったような気がしてもっと作業がはかどるようになるはずです!
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